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【199円】AW-591系を自分で電池交換する方法を動画付きで解説

しゃっくり100Man
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時計業界20年の現役修理士が超カンタンに節約のサポートをいたします。

この記事では”自分で電池交換作業”をして”工賃なる手数料を節約すること”を目的としています。実践すれば電池代だけで基本的に全ての時計を電池交換可能となります。

G-SHOCKはメーカー出しすると高い

上記Amazonリンクをご覧いただくと、 約1万円からポイント分を加味すると8,690円で購入できる時計ですが、電池交換料金は3,300円+往復送料を負担。

ほぼどこの時計屋さんへ持ち込んでも、G-SHOCKは20気圧防水(200m)であることから、基本的にメーカー出しとなります。

簡単に理由を説明すると、店頭には防水試験機の用意がありませんので、電池交換時に裏蓋を開けた後に防水が効いているのか確認ができないためです。

電池交換自体は簡単なのですが、メーカー出しにしているのは、のちに起こるであろうクレーム対策の一環で作業していないとご理解いただいて間違いありません。

費用の比較表

電池交換
比較表
メーカー
依頼
セルフ
費用 3,300円~
+送料
199円
≫Amazon
作業時間
納期
60分~
2週間
5~10分
以内

店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。

料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませることが出来るのです。
≫電池交換料金のカラクリ

分かりやすく図解入りで解説していて、時計に入っている電池の型番の確認や購入先、必要な工具までを網羅しています。

しゃっくり100Man
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結論はAmazon(最安)で安く取り寄せをオススメしています。

しかし、お急ぎの場合は電気屋さんで販売されている電池を購入してもOKです。

節約した時間やお金は、美味しいご飯を食べたり遊びに行ったり、貯金・投資に回しても良いですよね。
見終わるころには『なんだ簡単じゃ~ん。』ときっと思えるはず。
ぜひ最後までご覧くださいね。

自分で電池交換するデメリット

防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケースの交換が伴いますので非常に高額料金に…。

きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫腕時計を自分で電池交換する【デメリット】とその対策

使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますので、おすすめです。

電池交換の作業手順

  1. 裏蓋を開ける
  2. 電池を外す
  3. 新しい電池を入れる
  4. ACショート
  5. 裏蓋を閉める

動画で流れを確認する

裏蓋を開ける方法

裏蓋を開けるネジを回す前に、ベルトが蓋の上に乗っているため取り外さないと内部機械を触れない仕様となっています。

手順

  1. 赤〇部分をチェック
  2. バネ棒のツバに⊖ドライバーを突っ込みます
  3. ドライバーを下へスライド
  4. ベルトを右へズラす

上記作業は必須となります。
ベルトを外した後に裏蓋を開ける作業となります。

ネジは⊕ですので、プラスドライバーで回すと簡単に外れてくれます。

電池を外す方法

上記のゴム素材である緩衝材を指やピンセット等で取り外します。乗っかっているだけのため、少し触るだけで外せます。

  1. 写真左赤〇部分の電池押さえフックをチェック
  2. マイナスドライバーや細い工具を突っ込みます
  3. 矢印方向へスライド
  4. フックが外れ電池押さえが上に持ち上がります

電池をピンセット等で下から持ち上げて、横方向へスライドすると外せます。

新しい電池の入れ方

電池は何も書いていない面が上になるようにして、矢印方向へスライドして入れ込みます。

上から電池押さえ部分のフック上を、指やピンセットで押してあげればセット完了です。

カシオ製品必須作業【ACショート】

電池と機械に電流を導通させるために、AC(オールクリア)ショートをする必要があります。初期設定のようなものとご理解ください。

この作業をしないと液晶が点灯しませんので、必ず行いましょう。

上記のAC回路部分は左写真の赤〇部分です。

ここへ先細の金属製ピンセットを突っ込んで、もう片方は銀色の部分ならばどこでも良いので2秒間触ってください。

回路と銀色部が接触することにより、AC(初期設定)は完了です。

機械が浮いてしまったりボタン位置がずれた時の対処法

こんな時には対処が必要

  • ボタン位置がずれて押しても効かない
  • 機械が浮いて蓋が閉まらない

対処法を画像でお伝えするのはなかなか難しかったので、機種は違えど方法はすべての機械で同じ方法!
下の動画にまとめました。
50秒程度なのでサクッとご覧くださいませ。

裏蓋を閉める方法

もし可能ならば防水力を維持するためシリコン塗布器へ裏蓋パッキンをサンドしてから蓋を閉めると安心です。

その後に機械の上部に乗っていたグレーのゴムを乗せて、裏蓋を閉めていけば完了です。

裏蓋のネジは対角線の順番で、徐々に締めていきましょう。

その後にベルトを取り付けます。

手順

  1. バネ棒の片方をケース穴へ入れます
  2. もう片方は飛び出た状態

手順

  1. バネ棒のツバ(引っかけ部)に⊖ドライバーを当てる
  2. ドライバーで矢印方向へ引っかく
  3. ベルトが奥へ沈む
  4. バネ棒をケース穴へ押し込む

ベルトを引っ張ってケースから外れなければ取付完了です。外れてしまうようならば、同作業をやり直してくださいませ。

時間合わせ方法

時間の合わせ方は以下を参照
CASIO公式サイト
≫時間合わせ方法

前述した動画の後半でも詳細に設定方法の解説をしていました。再度リンクを貼っておきます。

まとめ

電池交換
比較表
メーカー
依頼
セルフ
費用 3,300円~
+送料
199円
≫Amazon
作業時間
納期
60分~
2週間
5~10分
以内

テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できます。

メリット・デメリットのとらえ方は結局自分次第

フォーカス面は以下の通り

  • セルフ作業で199円
  • 節約金額は3,000円以上
  • デメリットは防水試験未実施

以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。

そう難しい事でもありませんし、必要工具を揃えても初回だけ千円前後で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。

自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
ではまた✋

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