20万本以上の腕時計の電池交換をしてきました。
・ワンコイン以内で電池交換完了
・所要時間は5~10分程度
・工賃という名の手数料を節約
・店舗への往復・待ち時間・納期などの時間も節約
ぜひ一歩踏み出してトライしてみましょう。
VICTRINOXプロフェッショナルダイバーの電池交換方法
確かすぐに電池交換してくれるところは無かったような…
なんて思ってしばらく放置しようとしていませんか?
ビクトリノックスのような海外品を店頭ですぐに電池交換してくれるお店って意外と少ないんですよね。
作業してくれるお店をネット検索し、片っ端から電話をかけて対応しているのか聞くのは骨が折れます。
※実際にこういう方は一定数存在します。
基本的な電池交換料金は5,500円
毎度のことながら高く感じませんか?
下記に引用画像を貼っておりますが、正規店のHPでは2年に1度の電池交換と記載されています。つまり5,500円が2年毎の出費になるわけです。
ビクトリノックスへ依頼する場合には、7,700円+往復送料がかかります。
正規店の電池交換に関する記載内容
- 電池は24か月以内に切れる
- 自分で電池交換はするな
↑大丈夫です! - 正規店か認定店へ依頼すること
- 認定店以外で作業すると保証が無効
- 2018年12月30日以前に購入
3年保証 - 2019年1月1日以降にご購入
5年保証
自分で電池交換はするな問題
認定外のお店や、自分で電池交換を行うと保証が受けられません。
このように記載があります。
保証期間が切れている場合には、自分で作業しようがお店で作業しようが元々保証期間外なので当てはまりません。
また認定サービスセンターというのも、具体的には正規販売代理店のみとなります。つまりビクトリノックスジャパンから仕入れを行い、割引せずに店舗で販売している業態。
そもそもそんなお店自体がほとんどありません。
つまりは知らず知らずのうちに、認定サービスセンター以外へ電池交換依頼していることになります。この時点で保証が効かなくなっております。
お店?自分で?料金比較表
電池交換 比較表 |
店舗依頼 | セルフ 初回 |
セルフ 2回目 |
費用 | 5,500円~ | 1,000円 程度 |
約250円 |
作業時間 納期 |
2~3週間 | 5分以内 | 5分以内 |
自分で作業すれば電池代だけの約250円で済み、時間も僅か5~10分程度。
最安で済む理由が気になる方は、下記リンクをご覧くださいませ。
≫電池交換料金のカラクリ記事
≫必要工具はコチラ(Amazon)
自分で電池交換するデメリット
防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によっては文字盤や針などの交換が伴いますので非常に高額料金に…。
基本的にはパッキンを元あった場所へセッティングすれば防げます。
どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫腕時計を自分で電池交換する【デメリット】とその対策
防水確保はシリコン塗布器がオススメ。
使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますのでおすすめです。
作業手順
- 裏蓋を開ける
オープナー必須 - 電池を外す
- 新しい電池を入れる
- 裏蓋を閉める
電池が切れたまま長時間放置すると液漏れするため、切れたと思ったらすぐに交換することをオススメします。
写真のような状態となってしまい、機械の故障につながるため余計な費用が掛かってしまうためです。
YouTube動画で作業の流れをチェック
裏蓋を開ける方法
裏蓋はスクリューバック式。
工具はスクリューバックオープナーが必須となり、反時計回りに回すと簡単に蓋は開けられます。
詳しい詳細は過去記事を参照してください。
≫めちゃくちゃ簡単!種類別腕時計の裏蓋開閉方法
ムーブ押さえを外す
赤〇部分の穴をチェックしておいてください。
次の章で電池を外す作業で重要です。
電池を外す方法
手順
※注意→赤い四角枠部分は触らないでください。コイルなので切れたら動かなくなります。
- 電池押さえの円い穴へピンセットなど先細工具を挿し込みます
- 工具を矢印方向へスライド
※軽い力でOK - 電池が外れます
新しい電池を入れる方法
外した電池はSR920SW
Amazonでは200円以下です。
これだけです。
動いた場合はこのまま蓋を閉めて完了。
※動かない場合はリューズが押し込まれているのか確認。
これで動かない場合は残念ながら故障です。
裏蓋を閉める方法
外しておいたムーブ押さえをセットします。
赤〇部分をリューズから伸びている芯の上にもっていき下ろします。
シリコン塗布で防水力アップ
今回電池交換したプロフェッショナルダイバーは200m防水でしたので、裏蓋パッキンにシリコンを塗って防水力を維持します。(任意でOK)
手順
- 裏蓋を時計回りに限界まで指で回します
- スクリューバックオープナーで限界まで締めます
よくある質問集
もちろん100%無くはないですが、本記事の注意点をご覧いただければ失敗の可能性は限りなく少なくなります。
その場合は故障です。新しい電池が切れていることは考えにくいので、基本的に分解洗浄(オーバーホール)が必要となります。
そんなことはありません。裏蓋パッキンを開けた時と同じ場所へはめ込めば大丈夫。開ける前と後で防水力は変わりません。
まとめ
電池交換 比較表 |
店舗依頼 | セルフ 初回 |
セルフ 2回目 |
費用 | 5,500円~ | 1,000円 程度 |
約250円 |
作業時間 納期 |
2~3週間 | 5分以内 | 5分以内 |
ポイントは以下
- セルフ作業で最安250円
- 1回の節約金額は約5,250円
- デメリットは防水試験未実施
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
そう難しい事でもありませんし、必要工具を購入しても千円程度で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。
自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。