ベルトやケースなど外装の傷を消す方法
こんにちは、しゃっくり100男です。
あなたは日ごろ腕時計を見たときにこんなことって思わないですか?
なんて思ったり。
時計屋さんへ依頼すると一般的にキズ消しは1万円~の料金設定となっております。
高くない?何か方法ないの?
なんて声が聞こえてきそうですが…
ただし3つ条件があります。
消せるキズの条件
- 素材がステンレス
- 外装がヘアライン仕上げ
(極細の縦ジマ) - ポリッシュ仕上げ
(鏡面)
条件はこの3点のみです。
つや消しの外装は仕上げ不可能です。
※これだけは覚えておいてください。
仕上げが出来る外装の種類
髪の毛程の細い線の様な仕上げです
鏡のようにピカピカの仕上げです
傷をある程度消すことの出来るのはこの2種類だけ!
傷消しNGな外装
つや消し(マット)仕上げ:参考画像
基本的によく見て、柄の無い場合はつや消し(マット)仕上げです。
この場合と、メッキ処理されている外装は基本的に傷を消すことはできませんのでご注意ください。
黒やゴールドの様な外装色は基本的にメッキです。
一般的な時計はメッキであることが多いでしょう。
超高額(100万円前後~)の時計の場合には18金(K18or750表記)やプラチナ(850表記)が使われています。
裏部に刻印されていますのでご確認くださいませ。
傷消し実践編~ヘアラインを復活させる~
この時計は正面から見てベルトの仕上げは横のヘアライン。
この場合には下記写真のようにサビトールを使用して傷を消していきます。
傷がひどい場合にはサビトールを荒目⇨中目⇨細目の順番で変えていき、矢印方向へまっすぐこすることで深い傷以外は消えてくれます。
傷を落とした結果がコチラ👇
基本的にこすればこすっただけ傷は消えますので根気が必要です。
真っ直ぐな方向で必ずこすってください。
仮に斜めにこすってしまっても、再度真っ直ぐな方向でこすり直せば元に戻ります。
サンエーパールで仕上げ
ヘアライン仕上げが復活したらサンエーパール を使用して輝きを出していきます。
クリーム状の研磨剤。
基本的にはプラスチックの研磨に使用されますが、ステンレスの仕上げにも使用可能!
クリームを少量乾いた布に付けて撫でるだけでピカピカな艶が出ます。
※クリームをつけて拭いた後は布が黒くなります。
これは研磨できた証拠です。
拭きすぎ注意!
せっかく蘇ったヘアラインが無くなってしまいます。
あくまで軽く撫でるだけにしておいてください。
写真のように軽く撫でて仕上げます。
すると…
一気に見違えました。
筆者の場合にはもうひと手間加えます。次の章で解説。
※面倒な場合は参考程度にご覧ください。
ポリッシュ(鏡面)仕上げの傷を消す
結論からお伝えすると先ほどご紹介したサンエーパールでひたすらこするだけです。
例として上記の写真を載せましたが、細かい線の傷がある程度はピカピカに仕上げられました。
やった方法はコチラ👇
サンエーパールを乾いた布に塗り、とにかく矢印方向に高速でこすり続けました。
ただこれだけでがツヤが復活します。
超音波洗浄で最後の仕上げ
筆者の場合は超音波洗浄をかけて仕上げます。
コマの奥底に眠っている汚れが取れてさらにピカピカになり、同時に先程仕上げに使ったサンエーパールも落とせますので一石二鳥。
洗浄することによって中留め部分のサビの様な汚れが落ちて、汚れに隠れていたペルラージュ(ウロコ模様)仕上げが蘇りました。
超音波洗浄機自体は横幅25センチ程度ですがかさばるため、不要な方は吹きかけて放置するだけの【洗っ時計】をお勧めします。
使用方法は下記リンクをチェック👇
≫洗っ時計使用方法記事
超音波洗浄器で実際に洗った動画
ひと手間で時計の傷を消す方法まとめ
フォーカス面は以下の通り
こんな感じです。
文字にするとやや難しく感じますが、実は下記リンクの必要なものを購入して時計の傷部分を撫でるだけという簡単なものです
一歩踏み出して取り掛かりましょう。
触って良い素材かどうか良く分からないという方は、Twitterリンクボタンから質問頂ければお答えいたします。
お気軽にどうぞ✋
最後まで読んで下さりありがとうございました。
ではまた。
G-SHOCKの外装復活方法は👇