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ガガミラノ【3針マヌアーレ】の腕時計を自分で安く電池交換する方法

筆者は腕時計業界20年、通算電池交換本数は約10万本。
そんな私が超簡単に解説していきます。

この記事では”自分で電池交換作業”をして”工賃なる手数料を節約すること”を目的としています。
実践すれば電池代だけのワンコインで基本的に全ての時計を電池交換可能となります。

結局自分で電池交換作業するのが一番安い

くしゃみ100man
くしゃみ100man
またガガミラノの時計止まってんな。
時計屋行くのめんどくさ。

なんて思っていませんか?

お店に電池交換を依頼すると作業工賃が掛かるため高い料金設定になっていますよね。

料金形態は様々だと思いますが、ガガミラノの場合、一般的に安いところで2,200円程度、一般の時計店で3,300かかります。

セルフorストア?費用比較表

比較表 店舗依頼 セルフ
費用 2,500円 約300円
≫Amazon
納期 2~3週間 5分以内

※ストア費用はドクターウォッチを参考にしました。

毎度のことながら高く感じませんか?
電池の時計は正常な使用方法で寿命が約2年。
これが2年毎に毎回出費になるわけです。

くしゃみ100man
くしゃみ100man
ガガの時計持っているけどコレじゃない。

という方でも安心してください。
基本的には同じ手順です。

YouTube動画で流れを解説

テクニック不要の証明👇
慣れてくると1分以内で電池交換可能を済ませられます。

料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませることが出来るのです。

コスト面など詳細は下記参照👇
≫『図解で分かる腕時計電池交換と時計せどりナビ サイトの紹介』

見終わるころには『なんだ簡単じゃ~ん。』ときっと思えると思います。
是非最後までご覧くださいね。

作業手順

  1. 裏蓋を開ける
  2. 電池を外す
  3. 新しい電池を入れる
  4. 裏蓋を閉める

裏蓋を開ける方法

裏蓋はスクリューバック式。
スクリューバックオープナーを使用して蓋を開ける必要があります。

詳しい開閉方法はコチラをご覧くださいませ👇

【初心者でも超簡単】腕時計の裏蓋開閉方法を種類別に徹底解説スナップ式・スクリューバック式・ネジ留め式裏蓋の開閉方法を解説した内容です。初心者でも取り組めるように手順からコツまで詳しく画像付きで解説しています。この記事を読むことによってご自身の時計を”自分で”電池交換するようになれます。...

≫メルカリでも格安で販売中 

内部ムーヴメント(機械)の豆知識

開くとこんな感じ👇

しゃっくり100Man
しゃっくり100Man
時計に対して機械ちっちゃ!
どうゆうこと~?

なんて思った方、鋭いです。
それだけではありません、中の機械は【MIYOTA】表記。
つまりはシチズン製の機械が採用されています。

くしゃみ100man
くしゃみ100man
え💦コレ偽物なの~?

って思いますよね。

別にMIYOTA(シチズン)製が悪いわけではなく、単純にガガミラノは海外品ですが中の機械の製造をしていないので、世界的なムーヴメント(機械)供給会社として有名なCITIZENの製品を仕入れて採用しているという訳です。

くしゃみ100man
くしゃみ100man
う~ん分かったような、
分からないような…
しゃっくり100Man
しゃっくり100Man
MIYOTA製ムーヴメントは安価で仕入れられるため、早い話ガガミラノは製造コストは非常に安いということです。

※手巻き式の場合はスイス製ムーヴが採用されています。

電池を外す方法

手順

  1. 赤〇部分電池の側面にピンセット等の先細工具を当てる
  2. 工具を矢印方向へスライド
    ※コツは掘り起こすように
  3. 電池が浮き上がる

これだけで電池は簡単に外れます。

新しい電池を入れる方法

取り出した電池はSR621SW Amazonなので同じ電池をECサイトで購入して入れるだけとなります。

海外製のもっと安い電池(RENATA製など)についつい手を出したくなりますが、液漏れのリスクがありますのでなるべく国産品を選ぶようにしましょう。

一番簡単な方法は、上写真のように斜め下方向へ押し込むとピタッと電池が収まります。
軽く押し込むだけでセット可能ですので、力は不要です。

電池を外した作業の逆をすれば良いだけですのでそれほど説明は不要ですよね。
針が動いていることを確認して電池交換作業は終了。
※動かない場合はリューズが押し込まれているのか確認。
押し込まれていて動かない場合は残念ながら故障です。

オーバーホールは最短納期で格安の下記がオススメ。

オーバーホールなら【リペスタ】

裏蓋を閉める方法

まずは指で裏蓋を限界まで締めていきます。
もうこれ以上回らなくなったらスクリューバックオープナーを使用してさらに締めれば完了となります。

自分で電池交換するデメリット

防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケース交換が伴いますので非常に高額料金に…。

きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫腕時計を自分で電池交換する【デメリット】とその対策

節約できる費用

今回はGOOGLEの検索窓へ『ガガミラノ_電池交換料金』と入力して、一番最初に表示される料金を例に出していきます。

 

黄色線部分に注目。
大体どこも2,200円~3,300円程度の模様。

くしゃみ100man
くしゃみ100man
2千円位ならお願いしても良いかも。

なんて思った方お待ち下さい。

確かに蓋を閉める工具が必要ですが、買い切りです
一度購入すれば一生使えますので、2回目の電池交換以降は電池が値上がりしない限りずーーーっと200円程度で交換可能です。

しゃっくり100Man
しゃっくり100Man
お店にお願いする1/11の料金ですね~。

結論

電池オープナーを購入しても千円ちょっとで揃うので、自分で電池交換するメリットは大きく感じます。

ガガミラノの時計を自分で電池交換する方法まとめ

テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきましたが、わかりやすかったですか?

作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できると思います。

フォーカス面は以下の通り

  • セルフ作業で最安300円以下
  • 店舗依頼で納期2~3週
  • デメリットは防水試験未実施

以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。

他の時計のムーヴメント編や他クロノグラフの電池交換編、セルフメンテナンス方法を配信中ですの他の時計も是非ご覧ください。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

ではまた。

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