この記事では”自分で電池交換作業”をして”工賃(手数料)を節約”を目的としています。実践すれば電池代だけで基本的に全ての時計を電池交換可能となります。
初心者でもカンタン!Gショック人気品番を自分で作業
2011年9月に発売開始された人気品番のGショック。
発売からはや10年以上経つモデルであるため、電池交換が必要となる時期がやってきます。
ライト機能は2灯のLEDで消費電力が抑えられているとはいえ、ライト自体が電力を消費するため大体2年に1回程度の電池交換周期となります。
定価が14,000円程度の時計であるため、CASIOに送っての電池交換料金は非常に高額に感じます。
筆者の働いている工房では、電池交換が2,750円もかかります。
費用の比較表
電池交換 比較表 |
メーカー 依頼 |
セルフ |
費用 | 3,850円~ +送料 |
166円 ≫Amazon |
作業時間 納期 |
60分~ 2週間 |
5~10分 以内 |
店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。
料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませることが出来るのです。
≫電池交換料金のカラクリ
分かりやすく図解入りで解説していて、時計に入っている電池の型番の確認や購入先、必要な工具までを網羅しています。
しかし、お急ぎの場合は電気屋さんで販売されている電池を購入してもOKです。
節約した時間やお金は、美味しいご飯を食べたり遊びに行ったり、貯金・投資に回しても良いですよね。
見終わるころには『なんだ簡単じゃ~ん。』ときっと思えるはず。
ぜひ最後までご覧くださいね。
自分で電池交換するデメリット
防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケースの交換が伴いますので非常に高額料金に…。
きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫自分で電池交換するデメリットと対策
使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますので、おすすめです。
電池交換の作業手順
- 裏蓋を開ける
- 電池を外す
- 新しい電池を入れる
- ACショート
- 裏蓋を閉める
電池が切れたまま長時間放置すると液漏れするため、切れたと思ったらすぐに交換することをオススメします。
写真のような状態となってしまい、機械の故障につながるため余計な費用が掛かってしまうためです。
YouTubeで流れを確認(時刻合わせ付き)
裏蓋を開ける方法
ネジは⊕ですので、プラスドライバーで回すと簡単に外れてくれます。
ネジを回すだけなので難しい説明は不要と思いますが、もし分からなければ下記の記事を参考にしてくださいませ。
裏蓋のタイプ別に動画でも紹介しています。
電池を外す方法
開けた状態から、機械の上に乗っているゴムをピンセットなどで持ち上げて取り外してください。
難しいことは無く、手でも簡単に外せます。
電池押さえのフックを外す方法
手順:写真左から
- 電池押さえ部分
- 写真左赤〇部分の電池押さえフックをチェック
- 細い工具を突っ込みます
(安全ピンでも可) - 矢印方向へスライド
電池の取り出し方
電池は上の白いシールにくっついていますので、手でしっかりと剝がした後に工具で横へスライドして取り出しましょう。
手順
- 電池を持ち上げる
- 白いシールを剥がす
- 横へスライドする
電池が白いシールにくっついているため、機械を下へ押し付けながら電池からシールを剥がしてください。
新しい電池の入れ方
入っていた電池はCR2016
Amazonでは激安の166円で国産品が購入可能です。
手順:写真左から
- 横からスライドしてセット
- フック部を下方向へ押し込む
- カチッと音がするとセット完了
電池セット後の必須作業【ACショート】
電池と機械に電流を導通させるために、AC(オールクリア)ショートをする必要があります。初期設定のようなものとご理解ください。
この作業をしないと液晶が点灯しませんので、必ず行いましょう。電池を入れただけでは点灯しない様子は、動画をご覧くださいませ。
手順:写真左から
- 〇枠部AC表記部分を確認する
- ACから出ている矢印の先にある金色(回路)をチェック
- AC横の矢印先の金色部と機械の銀色部をピンセットの両端で2秒間接触させる
- 液晶が点けば完了
裏蓋を閉める方法
機械の上に乗っていたグレーのゴムパーツを戻すのですが、赤〇部分を目印にするとピタッとはまります。
シリコン塗布器を使用して防水力の維持
もし可能ならば防水力を維持するため、シリコン塗布器へ裏蓋パッキンをサンドしてから蓋を閉めると安心です。
ケースor蓋側へ残っている黒いゴムパッキンをシリコン塗布器へ入れてサンドするだけ。
これで防水力が確保されます。
※ケースor蓋が激しくサビ付いている場合には防水が効かない場合があります。
ネジを締める順番が重要
その後は蓋をして、対角線の順番でネジを締めていきましょう。これで完了です。
時間合わせ方法
時間の合わせ方は以下を参照
CASIO公式サイト
≫時間合わせ方法
まとめ
電池交換 比較表 |
メーカー 依頼 |
セルフ |
費用 | 3,850円~ +送料 |
166円 ≫Amazon |
作業時間 納期 |
60分~ 2週間 |
5~10分 以内 |
テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できます。
メリット・デメリットのとらえ方は結局自分次第
フォーカス面は以下の通り
- セルフ作業で166円
- 節約金額は3,684円
- デメリットは防水試験未実施
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
そう難しい事でもありませんし、必要工具を揃えても初回だけ千円前後で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。
自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
Gショックの品番別の交換方法をまとめた記事がございますので、あわせてご覧下さいませ。
≫Gショック品番順電池交換方法記事(日々増加中)
ではまた。