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【150円以下】スティングモデルDW-5700を自分で電池交換する方法

しゃっくり100Man
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時計業界20年の現役修理士が超カンタンに節約のサポートをいたします。

この記事では”自分で電池交換作業”をして”工賃(手数料)を節約”を目的としています。実践すれば電池代だけで基本的に全ての時計を電池交換可能となります。

復刻スティングモデルを電池交換

ジーショックが流行る前から同ブランドを着用していたことで知られるスティングですが、2018年に待望の復刻が発表されました。

この記事を執筆しているのが2024年なので、そろそろ電池切れの時期ではないでしょうか?

お店に依頼すると費用と納期の負担がかかることから、この記事では自分で電池交換することをオススメしています。

費用の比較表

電池交換
比較表
メーカー
依頼
セルフ
費用 3,000円~
+送料
148円
≫Amazon
作業時間
納期
60分~
2週間
5~10分
以内

店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。

料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませることが出来るのです。
≫電池交換料金のカラクリ

分かりやすく図解入りで解説していて、時計に入っている電池の型番の確認や購入先、必要な工具までを網羅しています。

しゃっくり100Man
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Amazon(最安)で安く取り寄せをオススメしています。

しかし、お急ぎの場合は電気屋さんで販売されている電池を購入してもOKです。

節約した時間やお金は、美味しいご飯を食べたり遊びに行ったり、貯金・投資に回しても良いですよね。
見終わるころには『なんだ簡単じゃ~ん。』ときっと思えるはず。
ぜひ最後までご覧くださいね。

自分で電池交換するデメリット

防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケースの交換が伴いますので非常に高額料金に…。

きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫自分で電池交換するデメリットと対策

使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますので、おすすめです。

電池交換の作業手順

  1. 裏蓋を開ける
  2. 電池を外す
  3. 新しい電池を入れる
  4. ACショート
  5. 裏蓋を閉める

YouTubeで流れを確認(時刻設定あり)

裏蓋を開ける方法

このモデルは裏蓋の上にベルトが乗っかっている構造。

まず裏蓋を正面から見て、ベルトの付け根の赤〇部分を確認してください。

ベルトを外す

手順

  1. 赤〇部分をチェック
  2. バネ棒のツバに⊖ドライバーを突っ込みます
  3. ドライバーを下へスライド
  4. ベルトを右へズラす

上記作業は必須となります。
ベルトを外した後に裏蓋を開ける作業となります。

ネジを外す

ネジは対角線の順番で回して外してください。
≫裏蓋の開閉方法はこちら

電池を外す方法

はじめに機械の上に乗っているグレーのゴム取ってください。

  1. 写真左赤〇部分の電池押さえフックをチェック
  2. ピンセットや細い工具を突っ込みます
  3. 矢印方向へかたむけます
  4. フックが外れ電池押さえが上に持ち上がります
  1. 白いシールから電池をはがす
  2. 電池を横へスライドする

新しい電池の入れ方

入っていた電池はCR2016

電池は外した方向からスライドして入れ、上から電池押さえ部分のフック上を、指やピンセットで押してあげればセット完了です。

カシオ製品必須作業【ACショート】

電池と機械に電流を導通させるために、AC(オールクリア)ショートをする必要があります。初期設定のようなものとご理解ください。

この作業をしないと液晶が点灯しませんので、必ず行いましょう。

機械の銀色部分に【AC】の表記があり、この横にある金色の凹んでいる部分をチェック。

ここへ先細の金属製ピンセットを突っ込んで、もう片方は銀色の部分ならばどこでも良いので2秒間触ってください。

回路と銀色部が接触することにより、AC(初期設定)は完了です。ショートが完了すると、液晶が12:00:00にリセットされます。

機械が浮いてしまったりボタン位置がずれた時の対処法

こんな時には対処が必要

  • ボタン位置がずれて押しても効かない
  • 機械が浮いて蓋が閉まらない

対処法を画像でお伝えするのはなかなか難しかったので、機種は違えど方法はすべての機械で同じ方法!
下の動画にまとめました。
50秒程度なのでサクッとご覧くださいませ。

裏蓋を閉める方法

もし可能ならば防水力を維持するためシリコン塗布器へ裏蓋パッキンをサンドしてから蓋を閉めると安心です。

パッキンにシリコンを塗布

ケースから裏蓋パッキンを持ち上げて、シリコン塗布器へ入れて5回程度パフパフします。その後はケース側のミゾへ戻します。

はじめに外したグレーのゴムを機械の上に置き、蓋を閉めましょう。

時間合わせ方法

時間の合わせ方は以下を参照
CASIO公式サイト
≫時間合わせ方法

≫筆者のYouTubeでも紹介中です

まとめ

電池交換
比較表
メーカー
依頼
セルフ
費用 3,300円~
+送料
148円
≫Amazon
作業時間
納期
60分~
2週間
5~10分
以内

テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できます。

メリット・デメリットのとらえ方は結局自分次第

フォーカス面は以下の通り

  • セルフ作業で148円
  • 節約金額は約3,700円
  • デメリットは防水試験未実施

以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。

そう難しい事でもありませんし、必要工具を揃えても初回だけ千円前後で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。

自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
ではまた✋

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