この記事では”自分で電池交換作業”をして”工賃(手数料)を節約”を目的としています。実践すれば電池代だけで基本的に全ての時計を電池交換可能となります。
Gショックのセルフvs店舗出しの費用比較
現在電池式のフロッグマンの販売はございませんので、クォーツ式はどんどん希少となっています。
どの機種も発売から7~8年の部品保管期限があるのですが、すでにどれも期限切れとなっており、メーカーでの電池交換受付が難しい状況。
なぜなら、スクリューバック式の裏蓋構造のため、開閉時にベゼルへの負荷がかかってしまうためヒビ割れ&破損リスクが高いためです。
経年劣化と共にベゼルが硬化してしまい、弾性がなくなってくることからますます電池交換を受け付けてくれるお店は減少の一途をたどります。
これ以上の解説はマニアックになってしまい長くなりますので割愛します。
詳しく知りたい方は下記の動画冒頭で解説していますので、サクッとご覧くださいませ。
費用の比較表
電池交換 比較表 |
メーカー 依頼 |
セルフ |
費用 | 5,500円 | 198円 ≫Amazon |
作業時間 納期 |
60分~ 2週間 |
5~10分 以内 |
店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。
料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませることが出来るのです。
≫電池交換料金のカラクリ
分かりやすく図解入りで解説していて、時計に入っている電池の型番の確認や購入先、必要な工具までを網羅しています。
しかし、お急ぎの場合は電気屋さんで販売されている電池を購入してもOKです。
節約した時間やお金は、美味しいご飯を食べたり遊びに行ったり、貯金・投資に回しても良いですよね。
見終わるころには『なんだ簡単じゃ~ん。』ときっと思えるはず。
ぜひ最後までご覧くださいね。
自分で電池交換するデメリット
防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケースの交換が伴いますので非常に高額料金に…。
きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫自分で電池交換するデメリットと対策
使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますので、おすすめです。
電池交換の作業手順
- 裏蓋を開ける
- 電池を外す
- 新しい電池を入れる
- ACショート
- 裏蓋を閉める
電池が切れたまま長時間放置すると液漏れするため、切れたと思ったらすぐに交換することをオススメします。
写真のような状態となってしまい、機械の故障につながるため余計な費用が掛かってしまうためです。
≫腕時計を末永く使い続ける方法
YouTube動画で流れを確認
蓋を開ける
フロッグマンのケース素材はチタンとなっており、ステンレスよりも摩擦抵抗が高いため、もし開けにくい場合には市販のKURE5-56などの潤滑油を蓋の隙間に吹きかけると開けやすくなります。
裏蓋はスクリューバック式。
工具はスクリューバックオープナーが必須となり、裏蓋のくぼみに工具の先を引っかけ、反時計回りに回すと簡単に蓋は開けられます。
しっかりとした方向へ工具を押し付けて、滑らないように注意してください。
詳しい詳細は過去記事を参照してください。
≫裏蓋の開閉方法はこちら
電池を外す方法
まず初めに、機械の上に乗っている金属と黒いゴムを上に持ち上げます。
金属部品を取った時点で、黒いゴムのパーツも同時にとれる場合もありますので、上記写真は参考程度に見てください。
これで電池が見え、上にある電池押さえのロックを外せば電池が取り出せます。
手順:写真左から
- 電池押さえ部分
- 写真左赤〇部分の電池押さえフックをチェック
- 細い工具を突っ込みます
(写真は先細ピンセット) - 矢印方向へかたむけます
電池押さえのフックが外れて、ピンセットが持ち上がったら解除成功です。
電池の取り出し方
手順
- 電池を持ち上げる
- ピンセット等で横へスライドする
新しい電池の入れ方
入っていた電池はCR2016
手順:写真左から
- 横からスライドしてセット
- フック部を下方向へ押し込む
- カチッと音がするとセット完了
電池セット後の必須作業【ACショート】
電池と機械に電流を導通させるために、AC(オールクリア)ショートをする必要があります。初期設定のようなものとご理解ください。
この作業をしないと液晶が点灯しませんので、必ず行いましょう。
手順→左写真から
- AC表記を探す(赤〇部分)
- AC付近の金色部分をチェック
- 金色部分と電池をピンセットの両端で接触させる
液晶のデジタル表示が、【12:00 00】となればACショート完了です。
裏蓋を閉める方法
古いモデルなので、もし可能ならば防水力を維持するため、シリコン塗布器へ裏蓋パッキンをサンドしてから蓋を閉めると安心です。
ケースから黒いゴムパッキンを取り外し、シリコン塗布器へ入れます。5回ほどパフパフした後は、ケース側のミゾへゴムパッキンを戻してください。
緩衝材のゴムを機械の上に置く
はじめに赤い〇で囲っている部分を目印にして機械の上に置いてください。
ゴムの上に金属の部品を置くのですが、リング内側の突起部分をゴムの穴に目がけて落としてください。
このあとは裏蓋を指で限界まで締め、スクリューバックオープナーでも限界まで締めましょう。
時間合わせ方法
時間の合わせ方は以下を参照
CASIO公式サイト
≫時間合わせ方法
まとめ
電池交換 比較表 |
メーカー 依頼 |
セルフ |
費用 | 5,500円 | 198円 ≫Amazon |
作業時間 納期 |
60分~ 2週間 |
5~10分 以内 |
テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できます。
フォーカス面は以下の通り
- セルフ作業で200円以下
- 節約金額は約5,300円
- デメリットは防水試験未実施
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
そう難しい事でもありませんし、必要工具を揃えても初回だけ千円前後で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。
自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
Gショックの品番別の交換方法をまとめた記事がございますので、あわせてご覧下さいませ。
≫Gショック品番順電池交換方法記事(日々増加中)
ではまた。
ではまた✋
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