この記事では”自分で電池交換作業”をして”工賃なる手数料を節約すること”を目的としています。
実践すれば電池代だけのワンコインで基本的に全ての時計を電池交換可能となります。
【新旧2タイプ解説】ハミルトンベンチュラを自分で電池交換する方法
こんにちは、しゃっくり100男(プロフィールはコチラ)です。
時計屋行くのめんどくさ~。
なんて思っていませんか?
お店に電池交換を依頼すると作業工賃が掛かるため高い料金設定になっていますよね。
料金形態は様々だと思いますが、メーカー出しで8,250円~掛かります。
正規メーカー料金は8,250円~
引用:ハミルトン公式HP
毎度のことながら高く感じませんか?
電池の時計は正常な使用方法で寿命が約2年。
これが2年毎に毎回出費になるわけです。
気になる費用面の違い
ハミルトン電池交換費用早見表👇
比較表 | メーカー 依頼 |
セルフ 初回 |
セルフ 2回目 |
費用 | 8,250円~ | 1,000円 以下 |
約300円 |
作業時間 納期 |
3週間~ | 5分以内 | 5分以内 |
実は電池交換作業は『テクニック不要で激安』に自分で出来るものです。
それがしゃっくり100男の電池交換解説。
何故ならテクニック不要なので作業時間5分程度、激安な理由は一番の料金コストが電池代ではなく作業工賃だからです。
料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませることが出来るのです。
コスト面など詳細は下記参照👇
『図解で分かる腕時計電池交換と時計せどりナビ サイトの紹介』
分かりやすく図解入りで解説していて、時計に入っている電池の型番の確認や購入先、必要な工具までを網羅しています。
※工具が必要な場合でも購入金額は激安ですから安心してください。
結論はAmazon(最安)や楽天などで安い電池や工具を自宅に居ながらにして取り寄せるのをオススメしていますが、お急ぎの場合は電気屋さんで販売されている電池を購入してもOKです。
節約した時間やお金は、美味しいご飯を食べたり遊びに行ったり、貯金・投資に回しても良いですよね。
自分で電池交換するデメリット
防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によっては文字盤や針などの交換が伴いますので非常に高額料金に…。
きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫腕時計を自分で電池交換する【デメリット】とその対策
使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますので、おすすめです。
ベンチュラタイプ別電池交換方法作業手順
ベンチュラは新旧2タイプあり、それぞれ作業工程が違います。
お持ちの時計のネジを開けていただいた後に、内部機械を確認していただき後述するタイプでどちらに該当するのかをご覧くださいませ。
裏蓋が3点ネジ留めタイプ
近年のベンチュラは三角時計なので角に当たる3点でネジ留めされているのですが、旧タイプの場合には4点留め(後述します)の場合もあり、まずは裏蓋を見てどちらのタイプになるのか確認してください。
裏蓋の外し方
裏蓋は冒頭で述べた通りネジ留め式なので、ご自宅にマイナスドライバーがあるようならすぐに開けられます。
反時計回りにネジを回すと蓋は簡単に外れます。
ネジを開けるだけなので説明は不要とは思いますが、不安な方は詳細は下記リンクをご覧くださいませ。
≫種類別腕時計の裏蓋開閉方法
裏蓋が4点ネジ留めタイプ
ネジは3点の角には付いておらず、ケースのラグ付近に4点付いているのを確認できると思います。
しかしこの場合もネジを回すだけで外れてくれるので、3点留め同様に蓋を外していきましょう。
電池の外し方/電池押さえ(スペーサー)無しバージョン
この場合には電池側面が簡単に触れる仕組みとなっていますので、電池とスペーサーの間にピンセットやドライバーなどを挿し込んで下記写真の矢印方向へスライドさせます。
電池を外す/電池押さえ付きスペーサーありバージョン
前述しましたが、ケースと機械の間のスペーサー(白いプラスチック)を外さないと電池は取れない仕組みとなっています。
しかしこの場合ただ取れるわけではありません。
スペーサーの上へネジが半分乗っているのを確認。赤〇で囲んだネジを外さないとスペーサは取れない仕組みとなっています。
あとは先程と同様に、電池側面にピンセット等を当てて掘り起こすように電池を外していきます。
※分からない場合には少し上へスクロールして見返してください。
新しい電池の入れ方
電池はSR626SWの場合と、SR927SWの場合があります。
外した電池を見て同じ品番で用意しましょう。
海外製のもっと安い電池(RENATA製など)についつい手を出したくなりますが、液漏れのリスクがありますのでなるべく国産品を選ぶようにしましょう。
実は海外品の時計を新品で購入した際にはRENATA製の電池が90%以上の確率で入っています。上記のように液漏れの心配がありますので、出来ることなら購入直後に国産の電池に交換することをオススメします。
どちらの機種も電池を入れる手順は同じです。
電池が横から押さえられるバネ部分に電池を上から落として、矢印方向へ押し込むだけ。
上記写真のタイプはこれで完了!
電池の上へ押さえのあるスペーサー付きの方も、先程外した2点のネジを取り付ければ完了です。
電池を外した作業の逆をすれば良いだけですのでそれほど説明は不要ですよね。
針が動いていることを確認して電池交換作業は終了。
※動かない場合はリューズが押し込まれているのか確認。押し込まれていて動かない場合は残念ながら故障です。
もしも動かなかった場合、最安修理工房や外装仕上げオプション等も掲載しているオススメ修理依頼先は👇
≫ハミルトンのおすすめ激安オーバーホール先
裏蓋の閉め方
先程外したネジを4点留めタイプの場合には対角線順で締めていくだけ。
3点留め式の方は順番はあまり考えなくてOK!
これでセルフ電池交換は終了です。
節約できた時間と費用
ハミルトンのサービスセンターへ送った場合を例に出してみましょう。
引用:ハミルトン公式HP
上記がハミルトンへ電池交換に出した場合に掛かることになります。
- 電池代のみの場合約8,000円
- 時間はザックリ10分+時計店までの往復時間分節約
上記はひとつの例ですが、冒頭で述べた通り時計店では基本的に預かり修理になりますので2~3週間の時間節約も出来ますね。
路面店などに電池交換を依頼した場合
全国のイオンなどに展開しているクロックハウスを例に出してみます。
引用:クロックハウス公式HP
この場合には料金形態が様々なので一概には言えないのですが、3~5気圧防水程度は店頭で出来る場合、大体2,000円程度は掛かると思われます。
10気圧以上の防水力のある時計の場合には預かり修理になり、5,500円程度で2~3週間くらい時間がかかると思います。
年末やお盆前に依頼してしまうとサービスセンターも休みのため、1か月以上掛かることは覚悟しておくと良いでしょう。
ベンチュラを自分で電池交換する方法まとめ
ハミルトン電池交換費用早見表👇
交換料金 比較表 |
メーカー 依頼時 |
セルフ 初回 |
セルフ 2回目 |
費用 | 8,250円~ | 1,000円 以下 |
約300円 |
作業時間 納期 |
3週間~ | 5分以内 | 5分以内 |
テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できると思います。
フォーカス面は以下の通り
- セルフは最安で300円以下
- 節約金額は最大8,000円
- セルフは防水試験が出来ない
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
そう難しい事でもありませんし、必要工具を複数購入しても1,000円以下で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。
自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
ではまた✋
https://shakkuri100man.com/hamilton-overhaul-web-reception/