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腕時計業界20年の現役修理士が教える、失敗しないセルフ電池交換方法をお伝えしています。これまで20万個以上の電池交換をしてきたノウハウを簡単に解説しています。
結局自分で電池交換作業するのが一番安い
時計屋行くのめんどくさ。
と思っていませんか?
お店に電池交換を依頼すると作業工賃が掛かるため高い料金設定になっていますよね。
料金形態は様々だと思いますが、ツェッペリンの場合、一般的に安いところで2,200円程度、一般の時計店で3,300~程度がかかります。
一般的な相場の例
引用:ドクターウォッチ
毎度のことながら高く感じませんか?
電池の時計は正常な使用方法で寿命が約2年。
これが2年毎に毎回出費になるわけです。
【持ち込みorセルフ?】電池交換比較表
ZEPPELIN 比較表 |
店舗依頼 | セルフ 初回 |
セルフ 2回目 |
費用 | 2,500円~ | 1,300円 以下 |
約300円 ≫Amazon |
納期 | 2~3 週間 |
5分以内 | 5分以内 |
店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。
という方でも安心してください。
基本的には同じ手順です。
※電池押さえ(後述します)が有るか無いか程度の違い。
作業手順
- 裏ぶたを開ける
- 古い電池を外す
- 新しい電池をセット
- 裏蓋を閉める
裏蓋を開ける方法
裏蓋はスクリューバック式。
スクリューバックオープナーを使用して蓋を開ける必要があります。
詳しい開閉方法はコチラをご覧くださいませ👇
開くとこんな感じ👇
以前に紹介した機械形状と全く同じでしたので、この後は過去の記事を参考にしてご覧くださいませ。
電池を外して新しい電池を入れる方法
初めに中に入っている電池はSR927Wでした。
下記リンクので紹介している電池ナンバーとは若干異なりますのでお間違えの無いように。
仮にSR927SWを入れたとしても動作しますのでご安心を。
実は内部の機械は過去に紹介したバーバリーと同じ機械⇗でした。
一つ違うのは『アラーム機能』の有無。
ZEPPELINの方はアラーム機能が付いております。
しかし電池外し⇨新しい電池取付過程は全く同じですので、過去記事をご覧くださいませ。
詳しい電池交換方法👇
蓋を閉める方法
前の章でご紹介した機械と唯一違うのが👆赤〇写真の部分。
機械からバネが飛び出ています。
このバネが裏蓋内側の白っぽい部分(圧電盤)に接触して音が鳴る仕組みです。
しかし裏蓋はスクリューバック式なので特に気にせず閉めてOK!
これだけでもう完了となります。
自分で電池交換するデメリット
防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケース交換が伴いますので非常に高額料金に…。
きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫腕時計を自分で電池交換する【デメリット】とその対策
よくある質問集
もちろん100%無くはないですが、本記事の注意点をご覧いただければ失敗の可能性は限りなく少なくなります。
その場合は故障です。新しい電池が切れていることは考えにくいので、基本的に分解洗浄(オーバーホール)が必要となります。
そんなことはありません。裏蓋パッキンを開けた時と同じ場所へはめ込めば大丈夫。開ける前と後で防水力は変わりません。
ツェッペリンを自分で電池交換まとめ
ZEPPELIN 比較表 |
店舗依頼 | セルフ 初回 |
セルフ 2回目 |
費用 | 2,500円~ | 1,300円 以下 |
約300円 |
納期 | 2~3 週間 |
5分以内 | 5分以内 |
かなり簡単に解説してきました。
少なくとも2,200円かかるところを、1/7の費用で済ませてしまう内容でした。
フォーカス面
- セルフ作業で最安300円
- 1回の節約金額は約2,200円
- セルフは作業時間5~10分程度
- デメリットは防水試験未実施
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
そう難しい事でもありませんし、必要工具を複数購入しても1,300円以下で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。
自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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