筆者は腕時計業界・修理歴20年。
10万本以上の腕時計の電池交換をしてきました。
・ワンコイン以内で電池交換完了
・所要時間は5~10分程度
・工賃という名の手数料を節約
・店舗への往復・待ち時間・納期などの時間も節約
ぜひ一歩踏み出してトライしてみましょう。
結局自分で電池交換作業するのが一番安い
時計屋さん行くの面倒だし、お金もったいないし…。
なんて思っていませんか?
お店に電池交換を依頼すると手数料が掛かり高い料金設定になっていますよね。
料金形態は様々だと思いますが、コーチはluxurybrandのカテゴリに入りがちですが、時計自体の価格はお手頃。
しかしハイブランドだからと一般的な時計店に依頼した場合2,200~3,300円程度掛かります。
気になる費用面の違い
料金形態としてはこんな感じ👇
COACH 電池交換 |
店舗 依頼 |
セルフ 初回 |
セルフ 2回目 |
費用 | 2,178円~ | 1,000円以下 | 約250円 |
納期 | 2~30分 | 5分以内 | 5分以内 |
店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。
ちなみに上記『店舗へ依頼した場合』のショップ例は、全国のイオンなどに出店しているクロックハウスになります。
費用は自身で作業する場合(約250円)の約8.7倍!
≫必要工具(コジ開け)はコチラ
※ここまで読んで頂いて、お持ちの時計がこのモデルではなかった場合は下記モデルかもしれません。
≫COACHセルフ電池交換方法一覧
電池交換手順 裏蓋を開ける
まずは裏蓋の開け口は9時位置。
蓋の外側にわずかな出っ張りが確認できます。
ここへこじ開けを突き刺します。
なかなか開きづらい場合には上下へこじ開けを揺らすなどすると開いてくれます。
もっと方法を詳しく知りたい方は👇をチェックしてみて下さい。
機械を確認すると『SEIKO EPSON製』のムーヴメントが入っています。
※決してコピー品という事ではなく、時計自体が手ごろなため国産の機械が入っています。
ちょっと残念…。
このムーヴメントは沢山のファッションウォッチに採用されていて、故障が少なく良い機械には間違いございません。
とりあえずはご安心を。
電池を取り外す
手順
- 電池側面へピンセット等工具を当てる
- 工具を斜め上方向へ動かす
- 電池が浮き上がったら掘り起こすように上方へ上げる
これだけで電池は簡単に外れます。
あれ、こんな簡単なんですか?
まだ2分も経っていないと思うけど。
もうあとは電池を入れるだけなのですぐ終わります。
完了はすぐそこ。電池を入れてみましょう。
新しい電池を入れる
取り出した電池は 【377 SR626SW】なので同じ電池をECサイトで購入して入れるだけとなります。
全く難しいことはなく、”上から電池を落として下へ押し込むだけ”となります。
軽く押し込むだけでセット可能ですので、力は不要です。
255円👇Amazonが最安です。
電池を外した作業の逆をすれば良いだけですのでそれほど説明は不要ですよね。
針が動いていることを確認して電池交換作業は終了。
※動かない場合はリューズが押し込まれているのか確認。
押し込まれていて動かない場合は残念ながら故障です。
オーバーホールは最短納期で格安の下記がオススメ。
裏蓋を閉める
裏蓋閉め器具 を使用して蓋を閉めます。
※モデルによってはこの工具不要の場合アリ。
ガラスに当たらない駒(白いプラスチック)と、裏蓋外周に当たる丁度良い駒を選んで時計をサンドイッチ。
あとはハンドルを握ると閉まる仕組みです。
自分で電池交換するデメリット
防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によっては文字盤や針などの交換が伴いますので非常に高額料金に…。
基本的にはパッキンを元あった場所へセッティングすれば防げます。
どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫腕時計を自分で電池交換する【デメリット】とその対策
防水確保はシリコン塗布器がオススメ。
使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますのでおすすめです。
コーチを自分で電池交換した場合に節約できる費用
COACHへのオンライン受付を例に出します。
引用:COACH公式サイト
具体的な料金表記はありませんでしたが、一番下※印の所を確認すると
『電池交換依頼しても磁気帯びしているとオーバーホールとして修理対応』
の表記があります。
このご時世スマホをはじめとする家電製品に囲まれているため、腕時計は少なからず磁気帯びしています。
つまりはコーチ公式オンライン受付へ電池交換依頼をすると”必然的に”オーバーホール案内が来ることとなります。
これではどんなに少なく見積もっても1万円以上は掛かりますから、節約とは程遠い行為ですよね。
時計が磁気帯びしていても家電製品などの”磁気を発生させる物から5cm以上離しておくだけ”でこの問題は解消されます。
一度着磁すると磁気自体は取れませんが、磁気から離せば特に影響なしという事です。
結論
電池と裏蓋閉め器具を購入しても約1,500円なので、8,500円以上は節約可能です。
一般的な時計屋さんへ電池交換依頼した場合でも、自分で電池交換した方が安く済みます。
コーチの時計を自分で激安に電池交換まとめ
COACH 電池交換 |
店舗 依頼 |
セルフ 初回 |
セルフ 2回目 |
費用 | 2,178円~ | 1,000円以下 | 約250円 |
納期 | 2~30分 | 5分以内 | 5分以内 |
テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できると思います。
- 店舗依頼は工賃(手数料)が高い
- セルフで”作業工賃”を節約できる
- セルフ作業で費用約250円
- 節約金額は約8,500円以上
- 防水試験が出来ないデメリットあり
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
他の時計のムーヴメント編や他クロノグラフの電池交換編、セルフメンテナンス方法を配信中ですの他の時計も是非ご覧ください。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
ではまた。
Amazonが最安です。