結論オメガはセルフ作業が一番安い
と思っていませんか？
お店に電池交換を依頼するとめちゃくちゃ高い料金設定になっていますよね。
各店舗・業態により料金形態は様々だと思いますが、ほとんどの場合は預かり修理になります。
オメガへメーカー出し電池交換の場合には、約2万円の費用が掛かります(後述します)
メーカー出し料金表
後述しますが、電池交換依頼をするとメーカー判断により部品交換される場合があることから高額になっています。
店舗依頼orセルフ？比較表
| 電池交換 比較表 |
メーカー 依頼 |
セルフ 初回 |
セルフ 2回目～ |
| 費用 | 30,140円～ | 1,000円 前後 |
約300円 |
| 時間 納期 |
2～3週 | 5分以内 | 5分以内 |
店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。
シーマスターはメンズ・レディース共に全く同じ手順です。
実は電池交換作業は『テクニック不要で激安』に自分で出来るものです。
それがしゃっくり100男の電池交換解説。
何故なら作業時間5分程度で一番の料金コストは電池代ではなく、作業工賃だからです。
料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませることが出来るのです。
≫電池交換料金のカラクリ
分かりやすく図解入りで解説していて、時計に入っている電池の型番の確認や購入先、必要な工具までを網羅しています。
※工具が必要な場合でも購入金額は激安ですから安心してください。
私の場合は修理士免許を取得していますので分かるのですが、多くの方は普通何も考えないで時計屋さんへ持って行くと思います。
結論はAmazon(最安)や楽天などで安い電池や工具を自宅に居ながらにして取り寄せるのをオススメしていますが、お急ぎの場合は電気屋さんで販売されている電池を購入してもOKです。
節約した時間やお金は、美味しいご飯を食べたり遊びに行ったり、貯金・投資に回しても良いですよね。
作業手順
- 裏蓋を開ける
- 電池を外す
- 新しい電池を入れる
- 裏蓋を閉める
上記の4STEPで完了します。
裏蓋の開け方
- 赤〇部の隙間をチェック
- 赤〇へコジ開けを矢印方向へ挿し込みます
たったこれだけです。
比較的簡単に裏蓋は開くと思います。
開けた状態👇
6時位置へ挿し込むコジ開けを必要としますが、Amazonで270円で購入可能。
中の機械が違った場合でも方法は同じです
これから紹介する機械&電池品番は違いますが、方法は全く同じですので安心してください。
ちなみに上写真の機械の場合には、入っている電池はSR712SWです。
同じくECサイトで購入し、作業を進めて下さいませ。
電池を外す方法
あとは新しい電池を入れれば終わり？
早くも終わりが見えてきましたね。
新しい電池を入れる方法
取り外した電池はSR616SW(Amazon)でした。
※メンズとレディースでは電池の種類は違いますが、構造自体は同じなのでこのままご覧くださいませ。
海外製のもっと安い電池(RENATA製など)についつい手を出したくなりますが、液漏れのリスクがありますのでなるべく国産品を選ぶようにしましょう。
実は海外品の時計を新品で購入した際にはRENATA製の電池が90%以上の確率で入っています。上記のように液漏れの心配がありますので、出来ることなら購入直後に国産の電池に交換することをオススメします。
電池の入れ方ですが、単純に上から落として矢印方向へ押し込むだけ。
比較的簡単にセット可能です。
軽く押し込みましょう。
電池を外した作業の逆をすれば良いだけですのでそれほど説明は不要ですよね。
針が動いていることを確認して電池交換作業は終了。
※動かない場合はリューズが押し込まれているのか確認。
押し込まれていて動かない場合は残念ながら故障です。
オメガの修理は”タイプ別”で一番安く修理できる工房を過去記事で公開しています。
De Villeの場合には、目次から『2針3針クォーツ』を選択すると”ご自身に合った修理プラン”が分かります。
是非ご覧くださいませ👇
メンズはこの機械の可能性も
この場合にも電池の外し方⇨入れ方は全く同じです。
電池番号はSR712SW
裏蓋を閉める方法
裏蓋パッキンがプラスチックパッキンなので手で簡単に閉めることが可能です。
ガラスと蓋を両指で押さえて矢印方向へ押し込みます。
『ミシミシッ』というプラスチック音と共に蓋は閉まりますが、壊れているわけではありませんのでご安心ください。
自分で電池交換するデメリット
この時計の場合、裏蓋パッキンはプラスチックが使用されています。
プラパッキンの場合は裏蓋にシリコンを塗ると閉まらなくなってしまいます。
要するにパッキンは何もしなくてOK。
防水に関して考える必要はありません。
もしゴムパッキンが入っている場合にはシリコン塗布器がオススメです。
- プラスチックパッキン
- 硬い/伸縮しない
- ゴムパッキン
- 輪ゴムのように伸縮する
防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケース交換が伴いますので非常に高額料金に…。
きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫腕時計を自分で電池交換する【デメリット】とその対策
節約できた金額と時間
画像引用：OMEGA公式HP
結論
- 金額
約29,000円の節約 - 時間
店舗往復と2～3週間の納期分節約
自身で用意するもの
- 交換用電池
300円 - こじ開け
400円弱
(1回の買い切りで一生使えます)
DeVille電池交換の相場
ちなみにメーカーでは電池交換だけの受付はしていなく、『パーシャルリペア』という名目でパッケージ化しての修理対応となっています。
なんて聞こえてきそうですが…。
早い話は電池交換依頼でOMEGA(ｽｳｫｯﾁｸﾞﾙｰﾌﾟｶｽﾀﾏｰｾﾝﾀｰ)へ出すと、電池交換だけではなく悪くなっている部品(リューズ、ボタン、パッキン等)も交換してくれるのです。
と思うかもしれませんが、この交換部品があるのでパッケージ化された料金となり、結果的に高額になるのです。
※交換部品が無かった場合でも同じ金額が掛かります。
メーカー出し料金は直接ユーザーが出すか取扱店経由で30,140円程度。
ショッピングセンターや路面店で電池交換に出す場合も同様で、OMEGAに出すよりはお安く済みますが少なく見積もっても5,500円～11,000程度は掛かります。
この場合でも約5,000～10,000円程度は節約できることになりますよね。
しかも作業時間は僅か5分程度！
自分でやらない手はないですね！
Ω OMEGA DeVilleを自分で電池交換する方法まとめ
| 電池交換 比較表 |
メーカー 依頼 |
セルフ 初回 |
セルフ 2回目～ |
| 費用 | 30,140円～ | 1,000円 前後 |
約300円 |
| 時間 納期 |
2～3週 | 5分以内 | 5分以内 |
テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できると思います。
メリット・デメリットのとらえ方は結局自分次第
- セルフ作業で最安300円以下
- 節約金額は最大29,000円
- デメリットは防水試験未実施
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
そう難しい事でもありませんし、必要工具を揃えても初回だけ1,000円前後で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。
自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
ここまで読んで頂けた方の中で、お持ちの時計が不調な場合には下記の記事もオススメです。
ではまた✋
OMEGAをお得に修理したい場合には、下記リンクで”ご自身に合った修理プラン”が分かります。
是非ご覧くださいませ👇
オススメ激安工具👇
