オールドCartier【VERMEIL】の電池交換方法
どうしよう~。
なんて思っていませんか?
お店に電池交換を依頼するとメーカー出しになるため高い料金設定になっていますよね。
気になる費用面の違い/メーカーorセルフ?
電池交換 比較表 |
メーカー 依頼 |
セルフ 初回 |
セルフ 2回目 |
費用 | 5,170円~ | 1,000円以下 | 約300円 |
作業時間 納期 |
2~3週 | 5~10分以内 | 5~10分以内 |
少し高く感じませんか?時計屋さんに持って行っているのにその場で電池交換せずに修理センター送りになるのも何だか…モヤモヤしますよね。
店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。
料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませることが出来るのです。
『自分でチャチャっと出来たら良いのになぁ…』と思った事のある方必見、この記事を最後まで見て頂ければ自分で簡単に作業が出来るようになり、さらに高額な電池交換作業量も掛かることはありません。
結論からお伝えすると
このCartierの時計は海外製品の中でも特に簡単です。
しかも今後もしこのスキルを忘れることがあっても、記事を見返すだけですぐに思い出して簡単に作業が出来ます。
いつまでも自分の時計はワンコイン以内でセルフ電池交換出来ますのでお得。
このスキルは家族や友人は元より、時計のせどりにも役立ちますので是非覚えて帰ってくださいね。
プロフィールや電池交換代金のカラクリは下記リンクからご覧くださいませ。
≫電池交換料金のカラクリ
プロフィールをご覧になった方はお分かりかと思いますが、作業工賃が一番高いので是非コストカットしていきましょう。
作業編/裏蓋の開け方から閉めるまで
裏蓋は上下2点のネジ留めとなっていますので、マイナスドライバーを使い開けていきます。
ネジを抜いた後でも蓋が外れにくいようなら、ドライバーやこじ開けで蓋とケースの境目をこじ開けましょう。
電池を外す作業
電池の上に押さえが乗っており、赤〇部分の2点ネジ留め。
このネジを緩めていきます。
※抜く必要は無し。あくまで緩めるだけです。
ネジを緩めたら押さえの矢印を確認します。
『この部分を⇦方向にスライドする』という意味。
ドライバーを使用して矢印方向へ押さえをスライドさせます。
これで電池を外す準備が出来ました。
後は時計をひっくり返すと電池は外れます。
新しい電池を入れる/型番SR716SW
電池番号は【SR716SW】
注意点
海外製のもっと安い電池(RENATA製など)についつい手を出したくなりますが、液漏れのリスクがありますのでなるべく国産品を選ぶようにしましょう。
参考
実は海外品の時計を新品で購入した際にはRENATA製の電池が90%以上の確率で入っています。
上記のように液漏れの心配がありますので、カルティエに限らず出来ることなら購入直後に国産の電池に交換することをオススメします。
通常の時計とは違い、電池のマイナス側が上に来る構造。
機械側にもプラス表記が刻印されていますので、お間違えの無いよう気を付けてください。
電池をセットしたら押さえを元の位置へ戻します。
この時のポイントは押さえをネジの下へ潜り込ませること。
※写真右から2番目
最後にネジを2本締めて完了。
電池を外した作業の逆をすれば良いだけですのでそれほど説明は不要ですよね。
針が動いていることを確認して電池交換作業は終了。
※動かない場合はリューズが押し込まれているのか確認。押し込まれていて動かない場合は残念ながら故障です。
電池を入れても動かない場合は故障/オススメ修理先
初めにカルティエブティックに修理を出すと高額になります。
参考例👇
カルティエに修理を出した場合
料金39,160円~交換部品によっては加算ありと記載。
引用:Cartier公式サイト
もしも動かなかった場合の修理依頼はモデル・目的別になっている👇コチラの記事ががオススメです。
目次から2・3針クォーツをクリックですぐに確認可能。
カルティエの時計修理(オーバーホール)は安いWeb受付がおすすめ⇗
裏蓋を閉める
ドライバーで上下2点のネジを締めれば終了。
後は今まで同様にお使いいただけます。
ちなみに先ほど修理の記事で紹介したリペスタでは、電池交換も行っています。
料金は4950円~👇
自分で電池交換した場合に節約できた時間と費用
Cartierのサービスセンターへ送った場合を例に出してみましょう。
費用面では約4,700円、時間は修理を出しに行く往復時間&電池交換が出来上がるまでの納期約2~3週間の節約となりました。
上記はひとつの例ですが、自身で作業することによるメリットは計り知れません。
自身での電池交換作業とあわせて行いたい~番外編~
この時計はシルバー製のケース素材。
上記写真をご覧ください『925』が刻印されています。
よって酸化によりケース全体が黒ずんできますので、せっかくならキレイにしたいと思いませんか?
綿棒にこのブログではお馴染みサンエーパールを少量付けて、軽く表面を撫でるだけで黒ずみが取れていきます。
Cariterヴェルメイユを自分で電池交換する方法まとめ
テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できると思います。
フォーカス面は以下の通り
- 店舗依頼は”工賃”(手数料)が高い
- セルフで”作業工賃”を節約
- セルフ電池交換はずっと1コイン
- 1回の節約金額は約4,700円
- 時計店へ依頼は納期2~3週
- セルフ作業時間5~10分程度
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
他の時計のムーヴメント編や他クロノグラフの電池交換編やセルフメンテナンス方法を配信中ですの他の時計も是非ご覧ください。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
ではまた。
その他カルティエの電池交換記事はコチラ
カルティエのオーバーホールは宅配可能な格安のWeb受付一択です
Amazonが最安です