CASIO

【アウトドア&釣り好きの味方】プロトレックを自分で電池交換する方法

この記事では”自分で電池交換作業”をして”工賃なる手数料を節約すること”を目的としています。
実践すれば電池代だけのワンコインで基本的に全ての時計を電池交換可能となります。

登山や釣り人に人気なPRT-420

こんにちは、しゃっくり100男(プロフィールはこちら)です。

あなたがお店に行って電池交換をお願いするCASIO PRO-TREKの時計。
料金形態は様々だと思いますが、ほとんどの場合は預かり修理になります。

一般的なのが
納期2~3週間
料金が3,300円~
カシオ持ち込み窓口があれば1時間~

少し高く感じませんか?電池タイプのPRO-TREK自体がそれほど高額な訳ではなく、現在ではタフソーラー(光発電)に一本化されていていることから、生産自体行われておりません。

注意点

電池タイプはカシオカスタマーサービスセンターで修理受付が終了されている機種もチラホラあり、今後さらに受付終了品番は増えてくる見通し。

電池交換料金の比較表

比較表 店舗依頼 セルフ
初回
セルフ
2回目
費用 3,300円~ 1,000円
以下
1コイン
時間
納期
60分~ 5~10分
以内
5~10分
以内

店頭で電池交換をしてくれるところはあるのですが、同ブランドは電池が複数個(2~4個)入ってる場合が多く割増料金になることも…。

メーカー送りになるにしても、時計屋さんに持って行っているのにその場で電池交換せずに修理センター送りになるのも何だか…モヤモヤしますよね。

しゃっくり100Man
しゃっくり100Man
センサー付きのギア系ウォッチって買う時にはウキウキなのですが、メンテナンス時になって初めて料金が高額になることでガッカリするパターンが多いのです。

『こんな時、自分でチャチャっと出来たら良いのになぁ…』と思った事のある方は必見、この記事を最後まで見て頂ければ自分で簡単に作業が出来るようになり、さらに高額な電池交換作業量も掛かることはありません。

結論

結論からお伝えすると
PRO-TREKの時計はコツがありますが簡単です。
この機種に限らず、どのPRO-TREKも同じような手順で難易度もほぼ同じです。

しかも今後もしこのスキルを忘れることがあっても、記事を見返すだけですぐに思い出して簡単に作業が出来ることも魅力的。
いつまでも自分の時計はワンコイン程度でセルフ電池交換出来ますのでお得です。

最近発売されて大人気のG-SHOCK GM-2100シリーズも電池式になりますので、覚えておいて損は無いと思います。
関連記事は👇
無骨なのに大人顔?カシオークの大本命【黒×銀色】の実力は?
カシオークGM-2100Nメタルカバード実機最速レビュー

プロフィールや電池交換代金のカラクリは下記リンクからご覧くださいませ。
≫電池交換料金のカラクリ

プロフィールをご覧になった方はお分かりかと思いますが、作業工賃が一番高いので是非コストカットしていきましょう。

自分で電池交換するデメリット

防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。

万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケース交換が伴いますので非常に高額料金に…。

きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫腕時計を自分で電池交換する【デメリット】とその対策

使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますので、おすすめです。

電池交換の作業手順

  1. 裏蓋を開ける
  2. 古い電池を外す
  3. 新しい電池を入れる
  4. ACショート
  5. 裏蓋を閉める

プロトレックの裏蓋の開け方

カシオの時計はほとんどがネジ留めの裏蓋なので、プラスドライバー1本で簡単に開けることが可能です。
説明は不要かと思いますが、よくわからない方は下記リンクを参照してください。
≫タイプ別裏蓋開閉方法

裏蓋ネジは失くしてしまわないよう、蓋の内側へ乗せておくことをオススメします。上の写真は電池が2つ入っているパターンですが、中には4つ入っている機種もございます。

》電池4個入りのプロトレックは下記の記事を参照。

電池4個⁉電池式プロトレックを自分で電池交換する方法を動画と画像で解説登山や釣り好きに人気のプロトレックのセルフ電池交換方法を解説しました。メーカーへ出すと3,300円+送料、自分で作業すれば費用が最安500円程度で完結。テクニック不要でどなたでも簡単に再現可能です。YouTube動画付きで解説しているので分かりやすく、時間とお金の節約になる内容です。...

電池を外す方法

まずはムーヴメントの上に乗せられている白い緩衝板を外します。
ピンセット等で上方に引き上げるだけですぐに外せます。

手順&写真番号

  1. 電池押さえの所にピンセット等を引っかけて矢印方向へ軽くスライド
  2. 少しの力でロックが外れてくれます
  3. 電池押さえを持ち上げて取り外します
  4. 電池押さえが外れた状態
  1. 最初に電池の取り出し口を確認
  2. ここへピンセットドライバーなどを当てて矢印方向へ
  3. 斜め上へ電池を持ち上げる

すんなりと電池は外れてくれます。
同じように写真上側もう一つの電池も外しましょう。
赤いフィルムの様なシートが貼ってありますが、電池を外す方法は同じなので割愛します。

≫メルカリでも格安で販売中 

新しい電池を入れる方法

取り出した電池はSR927W(Amazon)なので同じ電池を購入して入れ直します。
非常にリーズナブルなのでリンク貼っておきました。

もうお気づきかもしれませんが、プラスドライバーピンセットが家にある場合はこの電池代のみで他に費用は掛かりません。

Amazonが最安

しゃっくり100Man
しゃっくり100Man
これはもう自分で作業するしかないですよね。

という事で続けます。

  1. 新しい電池を上から落とし軽く押し込むだけですんなりと収まります
  2. 外しておいた電池押さえを上へ被せて下方向へ軽く押し込む
  3. カチッと音がして押さえがロックされます
しゃっくり100Man
しゃっくり100Man
これでもうほぼ作業はおしまいです。

動画付きプロトレックのACショート

ACショートとは

初期化のこと。
初期化することにより正常動作となり安心してご使用いただけます。

機種は違いますが方法は同じなので1分程度の動画を張っておきます。
参考までにご覧くださいませ。

ピンセットの両端を機械と電池に接触させるだけなので非常に簡単です。
下記でも写真付きで詳細に解説していますので、ぜひご覧くださいませ。

写真でACショート方法を徹底解説

それではこの機種を具体的に写真付きで解説していきます。

まずは機械側に表記されている【AC】を探してください。

写真【AC】横(赤○)の金色部分と電池をピンセットでショートさせます。
※電池ではなく銀色の部分ならどこでもOKです。

しゃっくり100Man
しゃっくり100Man
何も難しくなく、ピンセットの両先端で触るだけですよ。

ACショートが必要な理由は過去記事で解説しています👇
≫ACショートが必要な理由

ACショートすると時計液晶表示が『12:00:00』にリセットされます。
※このとき時計をひっくり返して確認せず、持ち上げて下から覗き込みましょう。

しゃっくり100Man
しゃっくり100Man
重要な注意点です。
理由は👇動画でも解説しています。

👆写真の機械から飛び出している2本のバネが落ちてしまうからです。
このバネは裏蓋に当たることによって、アラーム音やボタンプッシュ確認音などを鳴らすための重要な部品です。

しゃっくり100Man
しゃっくり100Man
失くしてしまうと音が鳴らなくなりますので要注意。

裏蓋を閉める方法

ACショート後、外しておいた緩衝板を機械側へ戻して蓋を閉めます。
機械側突起部分と、緩衝板の窪み部分を目安に上から落とします。

機械が浮いてしまったりボタン位置がずれた時の対処法

こんな時には以下が必要

  • ボタン位置がずれて押しても効かない
  • 機械が浮き上がって蓋が閉まらない

対処法を画像でお伝えするのはなかなか難しかったので、機種は違えど方法はすべての機械で同じ方法!

下の動画にまとめました。
50秒程度なのでサクッとご覧くださいませ。

あとは外しておいたネジを4本締めて作業は完了。

よくある質問集

失敗する可能性はある?

もちろん100%無くはないですが、本記事の注意点をご覧いただければ失敗の可能性は限りなく少なくなります。

電池交換しても動かない場合は?

その場合は故障です。新しい電池が切れていることは考えにくいので、基本的に分解洗浄(オーバーホール)が必要となります。

裏蓋を開けると防水力が無くなると聞いたことがあるんだけど?

そんなことはありません。裏蓋パッキンを開けた時と同じ場所へはめ込めば大丈夫。開ける前と後で防水力は変わりません。

プロトレック電池交換方法まとめ

比較表 店舗依頼 セルフ
初回
セルフ
2回目
費用 3,300円~ 1,000円
以下
1コイン
時間
納期
60分~ 5~10分
以内
5~10分
以内

長々と解説してきましたが、難しいことは書いていないつもりです。
おそらく10分も掛からず作業は完了するものと思われます。

なるべく要点をまとめていますので、ご自身でも簡単に出来るのではないでしょうか。

フォーカス面

  • セルフ作業で最安460円
  • 1回の節約金額は約2,900円
  • セルフは作業時間5~10分程度
  • デメリットは防水試験未実施

以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。

そう難しい事でもありませんし、必要工具を複数購入しても1,000円以下で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。

自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
G-SHOCKの電池交換も同ブランドとほぼ同じですので、お持ちの方は是非トライしてみて下さい。
≫G-SHOCK電池交換方法

重い腰を上げてトライするだけで、3千円もの節約が可能なので参考になってくれたら嬉しいです。
後日他の時計のムーヴメント編や他クロノグラフの電池交換編やセルフメンテナンス方法を配信していきますので乞うご期待。

ではまた✋

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