釣り好きに人気なPRG‐40系
電池交換高いんだよな。
なんて思っていませんか?
お店に電池交換を依頼するとカシオへメーカー出しになるため高い料金設定になっていますよね。
料金形態は様々だと思いますが、ほとんどの場合は預かり修理になります。
プロトレックの場合、一般的なのが納期2~3週間/料金が3,300~かかります。しかも送料は別です。
毎度のことながら高く感じませんか?
セカンドストリートオンラインなんかでは、1万円前後くらいで販売されていますよね。
それに対して電池交換料金はほぼどのストアでも一律で3,300円以上は掛かります。
時計屋さんに持って行っているのにその場で電池交換せずに修理センター送りになるのも何だか…モヤモヤしますよね。
という方でも安心してください。
プロトレックはどれも同じ手順です。
実は電池交換作業は『テクニック不要で激安』に自分で出来るもの。
それがしゃっくり100男の電池交換解説。
セルフvs店頭依頼の費用を比較
電池交換 比較表 |
メーカー 依頼 |
セルフ |
費用 | 3,850円~ +送料 |
600円 ≫Amazon |
作業時間 納期 |
60分~ 2週間 |
5~10分 以内 |
店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。
料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませることが出来るのです。
≫電池交換料金のカラクリ
分かりやすく図解入りで解説していて、時計に入っている電池の型番の確認や購入先、必要な工具までを網羅しています。
しかし、お急ぎの場合は電気屋さんで販売されている電池を購入してもOKです。
節約した時間やお金は、美味しいご飯を食べたり遊びに行ったり、貯金・投資に回しても良いですよね。
見終わるころには『なんだ簡単じゃ~ん。』ときっと思えるはず。
ぜひ最後までご覧くださいね。
自分で電池交換するデメリット
防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケースの交換が伴いますので非常に高額料金に…。
きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫腕時計を自分で電池交換する【デメリット】とその対策
使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますので、おすすめです。
電池交換の作業手順
- 裏蓋を開ける
- 電池を外す
- 新しい電池を入れる
- ACショート
- 裏蓋を閉める
電池が切れたまま長時間放置すると液漏れするため、切れたと思ったらすぐに交換することをオススメします。
写真のような状態となってしまい、機械の故障につながるため余計な費用が掛かってしまうためです。
一連の流れをYouTube動画で紹介
裏蓋を開ける
裏蓋はネジ式留め式なのでプラスドライバーで回して外すだけ。
説明不要と思いますが、どうしてもという方は下記リンクをご覧くださいませ。
≫タイプ別裏蓋開閉方法
ケースサイドにも4本のネジが取り付けられていますので、横も外してください。
外したネジの内訳
裏ぶた用のネジのほか、ケースサイドは左右でネジが違いますので、上の写真を参考に分けておいてください。
電池の外し方2ステップ
4個の電池の上にはそれぞれ「電池押さえ」という部品があり、ロックを外してから電池を取り出す必要があります。
ロック解除と、電池取り出しの2ステップで解説していきます。
ステップ1:ロック解除
真ん中にある電池2つは、一つのロック解除で同時に外れます。
写真左から
- 電池押さえの隙間に工具を当てて矢印方向へ動かす
- 電池押さえごと取り外せます
ステップ2:電池を取り出す
写真左から
- 電池側面に工具を当てる
- 掘り起こすように上方へ持ち上げる
- 横へスライドする
真ん中の電池は機械の上に乗っているだけなので、ピンセットなどで電池側面を掘り起こすように持ち上げると外せます。
ここまで見て、この機種じゃないなと思ったら下記のモデルもチェック。
≫PRT-300の電池交換方法
≫PRT-40の電池交換方法
新しい電池を入れる方法
入っている電池はSR927Wが4つです。
写真左から
- 電池押さえの横からスライドして入れる
- ロック部分を下に押す
これだけで電池はロックされます。真ん中の電池2つは、まず電池を指定の場所へ上から落とします。
このあとに電池押さえを元あった場所へ戻し、ロックして完了となります。
写真左から
- 二股になっている側のロックを赤□部分へ引っ掛ける
- 2つが引っかかったら反対側ロック部を下へ押す
ACショートは必須作業
AC=All CLEARの略。
機械本体にも【AC】で表記されています。
電池をセット後にAC部マイナス回路(後述する機械側金色部分)と、電池などのプラス部分をピンセットの両先で接触させます。
これで初期設定は完了。
電池押さえ部分の白いシールにも英語で記載されています。
これを知らないと電池からの電流が機械に導通しませんので、必ずこの作業をチェックしてください。
- ACと表記のある部分を探す
- 赤□部分の金色の回路を確認する
- ピンセットの片方をACの金色部分に当てる
- もう片方を機械の銀色部分に当てる
上記作業で液晶が点けばセルフ電池交換成功です。もし点灯しなければ、確実に接触していなかった可能性がありますので、もう一度ACショートしてみてください。
裏ぶたとサイドのネジを締めれば完了
裏ぶたパッキンにシリコンを塗布して防水力を確保します。(任意でOK)
塗布器はAmazonで1,200円程度ははするため、釣りやアウトドア、登山などで利用する方はこの作業をおすすめします。
パッキンを取ってサンドするだけで防水力が確保されます。
パッキンを裏蓋の形に合わせて取り付けたら、裏ぶたとカバーを取り付けてネジを締めます。
機械が浮いてしまったりボタン位置がずれた時の対処法
こんな時には対処が必要
- ボタン位置がずれて押しても効かない
- 機械が浮き上がって蓋が閉まらない
対処法を画像でお伝えするのはなかなか難しかったので、機種は違えど方法はすべての機械で同じ方法!
下の動画にまとめました。
50秒程度なのでサクッとご覧くださいませ。
時間合わせ方法
時間の合わせ方は以下を参照
CASIO公式サイト
》時間合わせ方法
まとめ
電池交換 比較表 |
メーカー 依頼 |
セルフ |
費用 | 3,850円~ +送料 |
600円 ≫Amazon |
作業時間 納期 |
60分~ 2週間 |
5~10分 以内 |
テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できます。
メリット・デメリットのとらえ方は結局自分次第
フォーカス面は以下の通り
- セルフ作業で600円
- 節約金額は3,250円以上
- デメリットは防水試験未実施
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
そう難しい事でもありませんし、必要工具を揃えても初回だけ千円前後で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。
自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。
他モデルもまとめ記事で解説していますので、ぜひ下記をクリックでご覧下さいませ。
≫品番順プロトレック電池交換方法まとめ
ではまた。