この記事では”自分で電池交換作業”をして”工賃(手数料)を節約”を目的としています。実践すれば電池代だけで基本的に全ての時計を電池交換可能となります。
かつて大ヒットしたスイスミリタリーやニクソンなどのブランドに採用されているムーブメント。
電池の外し方が難しい、時刻合わせが独特などクセが強い機種ですので、簡単に電池交換が進められるように記事にしました。
動画で流れを確認でき、時刻・クロノ針合わせ方法も解説していますので、ぜひ気になるところを下記の目次から選んでごらんください。
アラーム付きクロノグラフの電池交換費用
電池交換 比較表 |
店舗 依頼 |
セルフ |
費用 | 2,200円~ | 275円 ≫Amazon |
作業時間 納期 |
60分~ 2週間 |
5~10分 以内 |
店舗へ依頼する場合、その場へ行くまでの往復時間や交通費も掛かるのでお忘れなく。
料金のほとんどを占めている作業工賃を自分で電池交換することで、電池代だけで済ませられます。
≫電池交換料金のカラクリ
時計に入っている電池の型番の確認や購入先、必要な工具までを網羅しています。
しかし、お急ぎの場合は電気屋さんで販売されている電池を購入してもOKです。
節約した時間やお金は、美味しいご飯を食べたり遊びに行ったり、貯金・投資に回しても良いですよね。
見終わるころには『なんだ簡単じゃ~ん。』ときっと思えるはず。
ぜひ最後までご覧くださいね。
電池交換の作業手順
- 裏蓋を開ける
- 電池を外す
- 新しい電池を入れる
- 裏蓋を閉める
電池が切れたまま長時間放置すると液漏れするため、切れたと思ったらすぐに交換することをオススメします。
写真のような状態となってしまい、機械の故障につながるため余計な費用が掛かってしまうためです。
≫腕時計を末永く使い続ける方法
裏蓋を開ける方法
ISAムーブはスクリューバックかねじ止め式が多い傾向ですので、開け方に関しては下記の記事を参考にしてください。
電池を外す方法
はじめに写真左側の赤〇部分を確認してください。このネジで電池が留まっています。このネジを回しましょう。
ネジは抜くまで回さず緩めるだけにしましょう。
ネジを緩めたあとは、写真左赤〇部分の電池押さえにある穴へ細い工具を当て、右側へスライドさせます。
先細ピンセットで電池を掘り起こすように外しましょう。
新しい電池の入れ方
入っていた電池はSR927W
電池押さえを浮かせたところへ、横から電池を挿入し、下方向へ押し込みます。カチッと音がして、ピッタリ収まります。
電池をセットしたとは、押さえの丸い穴へ先細ピンセットなどで左へスライドし、ネジの下へ潜り込ませます。
押さえがネジの下へ入ったら、ネジを締めて固定しましょう。
裏蓋を締める方法
下記の記事から対象となる蓋を選んで、記事内容や動画を参考にして閉めてください。
時間・クロノ針合わせ方法
動画後半で針合わせ方法を解説しております。
クロノ針合わせ方法
- 右側ボタン2つ同時押し
→針が少し進みます - 右下ボタンを押して10時位置針を12時位置へ移動させる
- 右上ボタンで真ん中の長い針を12時位置へ移動させる
- 右側ボタン2つ同時押しで確定
時刻の針は一般的な合わせ方なので、下記を参照してください。
時刻の針合わせ
- リューズ2段引きで時刻合わせ
- リューズ1段引きで日付合わせ
自分で電池交換するデメリット
防水力の高い時計でも実際に海や水につけて使うユーザーは非常に少ないと思います。
万が一浸水してしまうと内部機械修理以外にも、場合によってはケースの交換が伴いますので非常に高額料金に…。
きちんとパッキンをあった場所へセッティングすれば防げるのですが、どうしても自分で作業するのが心配ならば下記の記事を読んでから進めてくださいませ。
≫自分で電池交換するデメリットと対策
使い方は非常に簡単。
千円程度で防水力の維持ができますので、おすすめです。
まとめ
電池交換 比較表 |
店舗 依頼 |
セルフ |
費用 | 2,200円~ | 275円 ≫Amazon |
作業時間 納期 |
60分~ 2週間 |
5~10分 以内 |
テクニック不要でどなたでも再現可能な作業手順を公開してきました。
作業手順の所だけチラっと見返すと直ぐに実践できます。
メリット・デメリットのとらえ方は結局自分次第
フォーカス面は以下の通り
- セルフ作業で300円以下
- 節約金額は約1,900円
- デメリットは防水試験未実施
以上を踏まえて『自身で電池交換しても良いなあ』と思った方は、どんどん”作業工賃”なる手数料を節約して美味しいものを食べたり、遊びに行ったり、投資・貯蓄に回したりと金銭面での自由度は飛躍的に上がることでしょう。
そう難しい事でもありませんし、必要工具を揃えても初回だけ1,000円以下で済みますので実践してみる価値は十分にあると思います。
自分で作業したからといって、そう簡単に時計は壊れるものではありませんから是非1歩踏み出してみましょう。ではまた。