こんにちは、しゃっくり100男(プロフィールはこちら)です。
この記事は腕時計業界20年の現役修理士がユーザー、修理士目線の両面でレビューしていく記事となります。
いつもレビューをご覧いただきありがとうございます。
突然ですがこんな経験ありませんか?
私は高校生の時にアルバイトをして購入した時計(シチズン・インデペンデント)がまさにコレ!
当時で定価が13,000円位だったのですが、修理代が定価の半分の7,000円程かかりました。
この経験からなるべく時計は100ⅿ防水以上の時計を購入するようにしております。
そして2021年のTISSOT新作の中でもコストパフォーマンス・ビジュアル的にも非常に興味深い時計が発売されました。
数日前にアップしましたラグスポ系の新作記事の時計👇とはまた違う魅力がございます。
過去記事は👇ご覧くださいませ。
- 2022年3月一斉値上げ
定価128,700⇨134,200円 - 2023年9月再値上げ
134,200円→170,500円
時計の定価は円安と原材料高で上がる一方です。昔から買いたいときに買うのが大正解となります。
TISSOT【SEASTER2000】600m裏スケDiver(ダイバー)
・文字盤デザインがダイバーらしく波模様
・トレンドのセラミックベゼル
・ダイバーモデルなのに裏蓋がスケルトン
・ダイバーの文字盤と言えばドットインデックス(目盛り)
カラー文字盤がお好きな方には下記の記事もオススメです。
なんといっても特徴は裏スケ!
しっかりスクリューバック式の裏蓋から内部のムーヴメントが拝めます。
機械式好きの方はやはり内部の機械は見たいものじゃないですか。
せっかく高い時計を購入しても内部の機械が見えないのは何となく寂しいというか、話の話題も一つ減ってしまうような感覚もします。
以前から同ブランドの300ⅿダイバーは裏スケルトンを採用されていました。
300ⅿで裏スケ自体が凄いことで、他のブランドでは200ⅿ防水の時計でも裏スケはほとんど見かけないレベルです。
海深くへ潜れば潜るほど時計へ水圧がかかり、ガラス割れやケースの変形など時計の破損リスクが高まります。
ですから300ⅿ防水で裏スケは凄い!
という業界の評価だったのですが、一気にその倍!!
600ⅿ(2000ft)で実現してしまうとは、さすが歴史のある名門メーカーだと感心させられます。
なんていう声が聞こえてきそうですが、もちろんその通りです。
しかしダイバーウォッチは男のロマン!
一般的にダイバーウォッチの定義は200ⅿ防水のからで、ほとんどのダイバーウォッチは200ⅿ防水なのですが、300ⅿ防水以上のからはもう時計好きが語る領域なのです。
外装もセラミック採用のトレンドデザイン
近年のロレックスサブマリーナが逆回転防止ベゼルにセラミックを採用したことから、一気に他の時計メーカーもセラミックベゼルを採用し始めました。
SEIKO等国産ブランドもいくつかセラミックベゼルモデルが販売されています。
セイコーセラミックベゼル採用のSPEEDTIMERレビュー記事はコチラ
正面や斜めから見た時の引き締まり方が違うと言いますか、輝きもプラスされて高級感があります。
何よりベゼルが塗装ではないことから、ぶつけたりこすったり等の外傷でも色が剥げることはないので買った時の状態でずーーーっときれいなままのベゼルです。
やはり長い間キレイなままでいて欲しいじゃないですか。
ベルトはエクステンション付き
バックル(中留め)のところにはベルトが伸縮する仕組みがあり、ウェットスーツの上からやダウンジャケットの上からでも装着できるような機能が盛り込まれておりました。
もちろん何かの作業が必要な訳ではなく、バックルを外す要領でワンタッチで伸ばせたり格納できたりしますから便利ですね。
ちなみに着用画像は以下の通り👇
文字盤の波模様とセラミックベゼルのシナジー効果で非常にカッコいいですね。
大体2019年秋~冬くらいからグリーンダイヤル(緑文字盤)がトレンドデザインです。各時計メーカーのラインナップにはグリーンダイヤルが軒並み追加されています。
+αの安心性能
100m以上の潜水を行う場合、スキューバに代わってヘリウムガスでダイバーの体を飽和します。
その減圧の際に、時計に浸透したヘリウムガスを外部へ排出させる為のバルブ。
この機能が無いと時計内のヘリウムガスが減圧時に膨張し、ガラスを押し上げたり、ムーブメントの動作に支障をきたしてしまうことがあり故障の原因となります。
上写真のHE表記の所がバルブになります。特に何か操作する必要はなく自動でガスは排出されます。
海へ潜ることは無くても時計好きが語れる機能として、あっても損はないものですね。
スペック
- Ref/T1206071104100
- コレクション/T-SPORT・SEA STAR
- 保証期間/2年
- 防水性能/600ⅿ(2,000ft)
- 重量/206g
- ケース素材/316Lステンレススチール
- ベルト幅/22㎜
- ケースサイズ/46㎜
- ガラス/傷防止加工付き無反射コーティングサファイアガラス
シースター2000【2022年】新作バリエーション
文字盤&ベゼルの使用はそのままに、ベルトがダイバーズらしくラバーの設定。
非常にトレンドなデザインですが、個人的にはダイバーと言えばブルー系やオレンジ系の文字盤をイメージしてしまいます。
※潜った時の視認性の良さから発色の良い文字盤色
近年ビジネススタイルでもスポーツモデルの着用がスタンダードとなりましたので、タウンユース用ならアリなデザインでした。
筆者としましてはコチラのデザインの方がオススメ。
ブラックケース×ブラックセラミックベゼルで、周囲から見た時のコントラストが生まれます。
また文字盤の色とベルト(ナイロンファブリック×裏側ラバー)がリンクしていて、カジュアルスタイツを格上げしてくれそうです。
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シースター1000(300ⅿ)防水使用との比較画像
左のシースター1000はセラミックベゼルや裏スケなのは同じなのですが、やや小ぶりで厚みも右の600ⅿタイプ程の防水力は無く、半分の300ⅿのため厚みも抑えられています。
とは言え300ⅿ防水もありますが…。
2タイプを並べて比較してみた
文字盤はシースター600の方がエンボス加工されて立体感があり価格が高いのも納得です。
その他はそれほどデザイン性で大きな違いはありませんでした。
300mダイバーバリエーションと着用画像
『600ⅿタイプちょっと大きいな~。』という方は300ⅿタイプの方も候補に入れると良いかもしれません。
セカンドストリートでも大幅に安く購入可
セカンドストリートオンラインから検索窓に『シースター』入力すると複数ヒットいたします。
そもそも発売されたばかりなので状態はいいハズ。
同オンラインへ登録すると10%offクーポンが発行されます。
腕時計の10%はかなりの割引率となりますので、ユーズドを許容できる方は非常に良い選択肢となります。
\大幅に安く買える/
TISSOT【SEASTAR2000】まとめ
フォーカス面は以下の通り
- 語れる防水性600ⅿ
(2000ft) - 時計好きが喜ぶ裏スケルトン
- デイリーユースを考えたベルト構造
- 末永くキレイなまま使用できる外装
機能・ビジュアル・トレンドどこをとっても隙無しの時計でした。
TISSOTの場合ダイバーウォッチはドット(〇目盛り)インデックス、クラシックデザインはローマン(Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ等)インデックス、PRX等のラグスポ系はバー(細い線状の目盛り)インデックスで分けられていて世界観・統一感があって非常に好感が持てます。
これから時計を購入したいんだけど何を買ったらいいのか分からない方、時計を複数本持っていてダイバーをお持ちではない方などは一考の価値アリです。
2021年9月1日発売『TISSOT PRX自動巻き』のレビューはコチラ👇
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