シチズンのおすすめ自動巻き|定価5.5万が2万円台の高コスパ機
しゃっくり100Man|時計会社で修理士免許を取得した現役の時計修理士です。時計業界に20年以上おり、ムーブメントを分解する側の目線でレビューしています。この記事の時計は自費で購入した実機です。(プロフィールはコチラ)
シチズンの自動巻きはどれを選べばいい?【価格帯別の目安】
「シチズンの自動巻きが気になるけれど、種類が多くて選べない」という方が多いところです。修理士の立場から、価格帯ごとの現実的な狙いどころを先にお伝えしておきます。
| 価格帯 | 狙えるもの | 向いている方 |
|---|---|---|
| 2万円台 | シチズンコレクションの機械式 (本記事のNP4080-50Lなど) |
初めての自動巻き。サファイアガラス付きを安く |
| 3〜5万円台 | シチズンコレクションの上位 ・アテッサなど |
ひとつ上の質感やチタン素材が欲しい |
| 10万円以上 | シリーズ8・ザ・シチズン | 精度と仕上げにこだわりたい |
結論:初めての1本なら2万円台の機械式で十分です
正直に申し上げると、自動巻きの「機械としての面白さ」は2万円台でも十分に味わえます。裏蓋から機械が見えて、腕を振れば動く。この体験にまず触れてみるのが後悔が少ないです。
ここから先は、その2万円台の代表格として筆者が実際に購入したシチズンコレクション NP4080-50Lを、修理士の目で細かく見ていきます。
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シチズンコレクション NP4080-50Lは定価55,000円が2万円台【自動巻き】
こんにちは、腕時計の修理士兼、腕時計レビュワーのしゃっくりです。
現在各大手ECサイトで最大半額程度で販売されていていたシチズンコレクションのNP4080-50L(Amazon)を購入いたしました。
定価は55,000円なのですが、3万円を切る値段とは思えないほどのトレンドデザインで、現在人気のラグジュアリースポーツウォッチ(以下ラグスポ)にも該当。
機能も高スペックで非常に満足しています。
TheCitizenに似たデザインで、隠れた名品と言えるでしょう。
ザシチに比べるとスペックは劣りますが、一般的な自動巻きモデルよりは高スペックと言えるでしょう。
こんな方におすすめ
- トレンドの機械式時計が欲しい
- 国産で高コスパモデルが欲しい
- 時計はなるべく長く使いたい
機械式入門モデルながら、裏側がスケルトンなので普段ロレックスなどを着用する方のセカンドウォッチとしても魅力を感じられるデザインとなっております。
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絶対に買ってはいけないストア
それはシチズンアウトレットショップ。
基本的に型落ち品番が陳列されています。特に機械式の場合には油切れの状態で販売されているため、購入時期がそのままオーバーホール時期となります。
その他にも3つほど買ってはいけない理由が存在しますので、気になる方は下記リンクからご覧くださいませ。
NP4080-50Lの外装レビュー|2万円台とは思えない質感
- 文字盤デザイン
- 機械式の醍醐味裏スケ
- ラグスポデザインの解説
- 着用画像
- う~ん…と思ったところ
上記の5本立てでレビューしてまいります。
特に裏スケはローターがカッコよくデザインされていますので、満足度の高い項目となっております。
文字盤デザイン
外装のラグスポデザインとは裏腹に、ややクラシカル模様となっていました。
中心が格子柄で外側はインデックス(目盛り)を邪魔しないサテン仕上げとなっています。
太い針には夜光が乗せられておりますので、実用性が高いのが特徴。
デイデイト(日・曜)なのもあわせて実用性が高いですよね。
筆者がう~ん…と思ったところ
デイデイト表示は実用性は高いのですが、美しい文字盤仕上げゆえ、逆にデザイン性が失われると感じました。
裏蓋スケルトンのデザイン
2層構造のローターにはランダムな形の穴が開けられており、内側は軽く・外側は重く設計されていることが確認できます。巻き上げ効率を上げる企業努力が感じられます。
ローター上下の部品で仕上げが分けられていて、デザイン性も楽しめます。
ローター上の部品と下の部品は赤〇4点で留められていることが確認できます。
外周のウネウネした仕上げは高級感があり大満足です。
ローターの回転動画
着用画像
太い針で視認性が良く、ベゼルの鏡面仕上げとベルトのヘアライン仕上げで綺麗にまとまっていました。
近くで見ると文字盤の柄が太陽光により見え隠れするため、時計を見るのが楽しくなりました。
ラグスポデザイン
ベルト取り付けラグの無いデザイン
同品番もこれに該当しています。
最新のザ・シチズンの機械式モデルでも採用されており、よく似ています。
下記がTheCitizenの画像。
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画像引用:シチズン公式HP
| 比較表 | Citizen Collection |
The Citizen |
| 日・曜 表示 |
||
| 夜光 | ||
| 秒針 | センター セコンド |
スモール セコンド |
修理士として気になった点|正直なデメリット
ザシチと比べるのも酷なのですが、サイドから見た時に何か物足りないと感じてしまいます。しかしそこまで気になるものでもないので、この値段では多くを求めすぎですね…。
高コスパ部分を解説
- 2万円台でサファイアガラス
※無反射コート付き
時計を斜めから見ても反射せず、容易に時刻の読み取りが可能となるコーティング。
国産機械式なのに2万円台で購入できること自体すごいのですが、サファイアガラスを採用しているところが最大の魅力です。
しかも無反射コーティングが施されていました。
せっかく新しい時計を買っても、その日のうちにガラスに傷が付いたら大ショックですよね。
もちろんガラスですので絶対ではないのですが、擦り傷などはほとんど付かないと思っても大丈夫です。
サファイアはダイヤモンドに次ぐ硬度となっています。
NP4080-50Lの口コミ・評判
基本的に満足しているという意見が多いのが特徴です。
「現物の方が素晴らしい」とはすごいですよね。素材写真はプロのカメラマンが撮影しているので非常に美しく見えますが、やはり購入したという事実がさらに時計を良く見せていることでしょう。
質感が良くなければこういった意見は出ませんから、信用に値する口コミです。
シチズンの自動巻きでよくある質問
1万円台でシチズンの自動巻きは買える?
正直に申し上げると、新品の自動巻きで1万円台はかなり厳しいです。1万円台はエコ・ドライブ(ソーラー)やクォーツの価格帯になります。機械式が欲しいなら2万円台からとお考えください。中古を含めれば1万円台の個体もありますが、前回のオーバーホール時期が分からない点は覚悟が必要です。
シチズンの自動巻きは精度が悪いと聞きましたが?
機械式は構造上、クォーツほどの精度は出ません。日差で数十秒ずれるのは故障ではなく正常です。精度を最優先するならエコ・ドライブか電波時計を選ぶべきで、機械式は「ぜんまいで動く機械を身につける楽しさ」を買うものだと考えていただくのが正解です。
デザインがカルティエなどに似ていると言われますが?
シチズンコレクションには、ラグ(ベルトの付け根)からケースへの流れが高級ブランドを思わせるモデルがあります。本記事のNP4080-50Lもそのひとつで、いわゆるラグジュアリースポーツ系のデザイン文法を取り入れています。2万円台でこの雰囲気が出せるのは素直にお得だと思いますよ。
自動巻きはオーバーホールが必要?費用は?
必要です。潤滑油の寿命がありますので、精度を保ちたいなら4〜5年に1回が実用的な目安になります。ここは正直にお伝えしておきますが、本体2万円台の時計にオーバーホール代をかけ続けるかは悩みどころです。動かなくなったら買い替えるという割り切り方も、この価格帯なら十分ありだと思います。
毎日着けないと止まりますか?
止まります。自動巻きは腕の動きでぜんまいを巻くため、着けない日が続くと1〜2日で止まります。止まっても壊れたわけではなく、リューズを手で巻くか、振れば動き出します。毎日着けない方はワインダー(自動巻き上げ機)を使う手もあります。
他のシチズンと比べてから決めたいのですが
価格帯やシリーズごとに実機レビューを書いていますので、あわせてご覧くださいませ。
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シチズンのおすすめ自動巻きまとめ|迷ったら2万円台から
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フォーカス面は以下の通り
- 実質定価の半額以下
- トレンドのラグスポデザイン
- 2万円台でサファイアガラス
- ザ・シチズンに似ている
- 裏蓋スケルトン
最新のシチズンラグスポモデルと言えばSeries8ですが、シチズンコレクションも力を入れて同デザインに注力していることが分かります。
さらに同社はエコドライブ(光発電)ばかりでしたが、最近では機械式時計にも力を入れ始めていることから、このような高コスパモデルが次々登場すると予想されます。
しかしこれから発売されるモデルは原材料の高騰や、輸送費・人件費の関係で舶来品同様に販売価格が高くなる傾向のようです。
こうなってくると今回紹介したモデルのような品番は市場からあっという間に消えることが予想されます。
お安く購入できる時にぜひ手に入れてくださいませ。
ではまた。
1万円~のイチ押しメンズウォッチ6選は下記の記事をご覧ください。
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